日本のホームページ普及のきっかけ
ホームページ(Webサイト)という仕組みが認知されたのは、日本では1995年の阪神大震災の時でした。
神戸市役所の職員が、ホームページで亡くなられた方たちの情報を発信したことで、注目されました。
そのころは、新しいホームページを作れば、見に来てもらえるという時代でした。
多くの企業が、ホームページの効果の大きさに気付き、企業が競ってホームページを立ち上げました。
その結果、グーグルなどで、検索されたときに、少しでも上位に、自社の情報を表示するための対策、即ち、SEO(Search Engine Optimization)が重要視されるようになりました。
不適切なSEO対策は逆効果、適切で役立つ情報提供こそ最良の結果をもたらす
初期の頃、キーワードやリンク先を細工するなど、姑息なSEO対策が行われたこともありました。
しかし、グーグルの検索ロジックが改訂される度に、検索者を欺すようなSEO対策は、返って逆効果(不適切なSEO対策をしていると順位が落とされてしまう)になりました。
現在では、会社の事業内容を誇張せずに正直に表現することや、見る人の役に立つ情報提供することなどが評価対象とされ、それらのポイントが加算されて適切な検索順位が表示されます。お客様のためになる真摯な対応が、良い結果につながるのです。
もう一つ注意する点は、ホームページをスマートフォン対応にすることです。
スマートフォンが普及した今、どんなに役立つ情報でもスマホで見やすい(レスポンシブといわれます)ページでないと、検索順位は下がってしまうのです。
せっかくの情報資産が無駄にならないように、顧客に的確に必要な情報が届くように再構築することも必要です。
巨額な広告費を使わなくてもブランディングは可能です
大企業では、自社の公式サイトを中心に、外部ブログ、Facebook、ツイッター、ユーチューブなどのSNSを利用して、さらに、主力となる商品やサービス毎に、別ドメインのサブサイトを立ち上げています。
特に、重要な商品は、TV等のマスメディアと、ランディングページを組み合わせて、戦略的なプロモーションを行っています。
中小企業では、大企業のように、そこまで巨額な公告宣伝費を使うことは難しいでしょう。
しかし、中小企業であっても、というより、中小企業こそ、自社の商品やサービスを、自社のホームページで、情報発信していく必要があると思います。
それが、中小企業がホームページを使って、ブランディングをすることに他なりません。