ホームページ作成ツール(例、ホームページビルダー)を使って、ホーページを作成するメリットは、簡単にホームページを作ったり、更新できることです。それは、シンプルなホームページで構成される、比較的小規模の(例えば、10~20ページ程度)Webサイトで、1人か、2人の少人数で、ホームページを更新する場合です。
大規模のWebサイトで、大きな組織で、組織的にホームページを保守管理するような場合は、ホームページ作成ツールでは限界があります。その理由は、ホームページ作成ツールの場合、個人のホームページを作成するスキルに、大きな格差ができます。そして、スキルの高い人に仕事を依存しがちになります。
ホームページの記述言語(HTML等)の理解度によって、このページは作成できるが、このページを変更することは出来ないという状況が発生して、スキルの高い人が、非常に多くの作業を請け負うという問題が、往々にして発生します。
CMSを導入すると、CMSでは、ページに表や画像を、簡単に挿入できるワープロのような編集機能があるので、ワープロを使えるレベルの人材であれば、誰もが同じ品質でページを作成できるようになり、ページの作成能力の差が少なくなります。そのため、誰でもどんどんページを登録して行くことが出来ます。また、多くのCMSでは、画像そのものを編集したり、サイズを変更することができます。さらに、CMSによっては、もっと高度な様々な機能を持っています。そのため、それぞれのCMSが個別に持っている機能を十分調査して、最も適切なCMSを導入するように、慎重に判断すべきです。その際、特定の業種に特化した専用CMSの場合は、そのメーカーの担当者に話を聞くことをお薦めします。オープンソース系のCMSの場合は、それを使って、ホームページを制作する業者に、そのCMSの機能を説明してもらうと良いでしょう。