居合術の合宿が終わり、心地よい疲労感と高揚感を感じながら、帰路につきました。
篠山口から、大阪方面の電車に、居合の先輩の方たちと、乗り合わせました。
最初の話題は整体の話になり、そこから療法の話になり、そして、神道の話につながり、春日大社や、枚岡神社(ひらおかじんじゃ)の話に広がっていきました。
「古神道と神道とは、どう違うのですか?」と質問をすると、Nさんが詳しい話をしてくれました。
白川家の伝えてきた伯家(ハッカ)神道という古神道があり、これは吉田神道とは、別の流れであって、伯家(ハッカ)神道は、天皇家のための神道であるというようなお話でした。
そして、中臣氏の先祖である、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が、鹿に乗って茨城県の鹿島神宮から、鹿に乗って、春日大社までたどり着いたお話も出ました。
レイキの話も出てきました。天理教、大本教、などの神道系の新興宗教の話まで広がりました。
尊敬する松川晃月師は、もとは天理教の出身なので、晃月神諭は、この天理教の流れをくんでいることになります。
そして、石上神宮の崇敬会のことが話題になり、「崇敬会に入会して、『鎮魂並びに禊行法』の講習会を受けて見られたら?」と、Nさんは、別の先輩から薦められていました。
実は、この『崇敬会』について、私もある友人に入会を薦められたことがあることを思い出しました。石上神宮の「何とか会」としか記憶がなかったので、その場では何も言わずに、名古屋に戻ってきました。
毎朝、近所の白山神社に参拝するため、足を運んでいるのですが、翌朝、いつものように、白山神社に行くと、『崇敬会』「を薦めてくれたTさんが、丁度、参拝に来られていました。
「昨日、『崇敬会』のことを聞きました。以前、薦められましたよね。」と、私がいうと、
Tさんは、嬉しそうに、次のように話します。
「私、そんなこと言いましたっけ?実は、5年ほど前と、去年に、今年も、もう3回も『鎮魂並びに禊行法』の講習会を受けているんです。この講習会は、10回しか受けられないことになっているんです。世の中狭いですね。ハッ、ハッ、ハ...」
「本当に、世の中は狭いですね。」と思いました。
居合の合宿の後で、『崇敬会』の話を聞いたことは、世の中、背後ですべてつながっていると思いました。
この神道の話でつながった関係が、いつか、大きな輪になって広がっていくことを、予感しました。
お神は、ここそこで、様々なご縁を用意してくれているのだなあと、改めて、感じました。