日本は仏教国であり、末法という言葉も、仏教と同時に伝わってきました。
末法の世の中とは、仏の教えが正しく伝わらなくなり、仏が説かれた正しい法が、行われなくなっていしまった世の中をいいます。
正しい法、正し人生の生き方が、分からないために、人生で過ちを犯し、亡くなってから、神の光が届かない暗い世界、つまり、地獄界に、堕ちた魂が多く存在します。それが、天上界の悩みの種であると、「波動と次元」というブログの中で、書かせていただきました。
そのように、暗い世界に堕ちている魂の救済について、考えてみました。
お釈迦様がおられた時代から、五百年を、法が正しく伝わり、実践される正法の時代と呼びます。正法の時代が終わり、それに続いて、法がそれほど大きく間違わずに伝わった、像法(ぞうほう)の時代になります。
像法の時代が終わると、世の中は、末法の時代となります。
「世も末じゃ」という言葉は、世の中、全体が堕落して、もう末法の世になっているのだから、どんな悲惨な事件が起きても仕方がないという意味で、使う言葉です。
平安時代の貴族、藤原道長、頼道の親子は、末法の世を救わんとして、宇治の平等院を創建しました。
高橋信次先生は、ご自身をお悟りになり、1970年代に正しい法、正法の伝道活動をされました。
信次先生は、末法の世こそ、実は、正法の時代であるとおっしゃいました。
その理由は、末法の世は、あまりにも迷う魂が多いので、それを救うためにイエスや、釈迦のような高次元の魂が生まれてくる時代でもあるからです。
そして、真のメシアである高橋信次先生によって、地獄に堕ちている魂をも救うことも、、つまり、地獄の救済が宣言されました。(1976年)
「真のメシアが降臨したるとき、多くの光の天使、天上の世界より人の心に光を送り、神理と安らぎの道を見出させん。 地獄に呻吟せる諸人の魂もこのとき救われん。 天上の光、四方に放ち、清浄の鐘、雲上に鳴り響く。 救済の扉、ここに開かれたり。」
この地獄という暗い世界に堕ちて、苦しんでいる魂は、私たちと何ら変わらない魂です。
「地獄も、闇の世界も存在しない。それは、方便だ。」とおっしゃる方も、おられるかもしれません。
少なくとも、現時点では、邪や魔などの闇の存在は、明らかに存在します。
地獄に堕ちている魂、即ち、ネガティブな想念に捉われて、そこから抜け出せない魂が、数多く存在します。
亡くなったご家族や、ご先祖様の中で、天上界に上れない魂が、身近におられる場合もあるかと思います。
「イベント」、「アセンション」という概念には、なぜかそのような哀れな魂のことは、配慮されていない。抜け落ちているように感じます。
そして、三次元に固執して、三次元にとどまる選択をする魂たちが、「イベント」後に、どのようになるのかも、明らかではありません。
「イベント」、「アセンション」という言葉が、キリスト教世界から出た発想であるためか、救済されない魂については、あっさり、切り捨てられているように感じます。
人生で過ちを犯して、暗い世界に堕ちてしまった魂たちのグループ、そして、「イベント」が起きるとき、「アセンション」を選択しない魂たちのグループも、全て、昇天する道があると、私は思います。
上記の「真のメシア...」の言葉に、次の言葉が続きます