今日(10/28)は、黒川家之祈りの日です。幸い、気持ちの良い秋晴れの天気になりました。
在りし日の信次先生

在りし日の信次先生

この十三神之祈りの習慣とともに、最近は、朝一番、起きたら、「心行」、「祈願文」を読誦(どくじゅ)することにしています。
すると、一日のスタートを、きれいに切ることができます。
 
このブログを始めたころ(昨年、2018年の7月)は、高橋信次先生のこと、そして、GLAのことについて、これほど取り上げることになるとは、思っていませんでした。
若いころ、一番影響を受けたのが、この高橋信次先生の「正法」でした。
 
昨日(10/27)、「不退転」というブログを公開させていただきました。
その最後に、次のように、書かせていただきました。
 
・絶対的に、神(ハイヤーセルフ)を信頼すること
・秘密を守り、一般の人たちに理解されないことを諦めること
・三次元へのこだわりを手放すこと
 
この三つは、かなり厳しいことかもしれませんが、自分自身に目覚められた方には、このような覚悟を持って、精進されることが、求められていると思います。
これをやり抜くことが、不退転です。
 
しかし、これを読んでも、正直なところ、多くの人は、何のことかよく分からないのではないかと思いました。
 
一般的に、「どのような生活をすればよいのか」を、少しでも分かりやすくするには、どう説明をすればよいか、考えてみました。
 
一つの結論としては、高橋信次先生がお説きになった「正法」をベースにするのが良いのではないかと、思い当たりました。
 
正法」とは、「用語解説」のページでは、次のように、書かせていただいています。
紀元前600年ころ、古代インドに生まれたお釈迦様は、宇宙の真理を説かれ、「法」という形で遺されました。
GLAを創立された高橋信次先生は、釈迦がその当時説かれた「法」を、この現代に蘇らせようとして、説かれたのが「正法」です。
高橋信次先生の説かれた正法とは、お釈迦様の説かれた八つの正しい道、即ち、八正道(正見、正思、正語、正命、精進、正業、正精進、正定)を、反省の基準として、心と行いを改めて、八正道に適った生活をすることによって、人間は誰でも、自分自身の本性を悟ることが出来るというものでした。
高橋信次先生が、遺された「心行」には、まだ抽象的かもしれませんが、次のように、表現されています。
一切の諸現象に対し 正しく見 正しく思い 正しく語り 正しく仕事をなし 正しく生活し 正しく道に精進し 正しく念じ 正しく定にいるべし
かくの如き 正法の生活のなかにこそ 神仏の光明を得 迷いの岸より 悟りの彼岸に 到達するものなり
このときに 神仏の心と己の心が調和され 心に安らぎを生ぜん
心は光明の世界に入り 三昧の境涯に到達せん
【大意】
自分の周りで起きてくるすべての出来事、現象に対して、正しく見ること(正見)、正しく思うこと(正思)、正しく語ること(正語)、正しく仕事をすること(正業)、正しく生活すること(正命)、正しく精進すること(正精進)、正しく念じること(正念)、正しく禅定(瞑想)すること(正定)という、八正道の規範に添って生活することである。
このような正しい法、神の理に適った生活をしているうちに、自分の心の内に、神仏の光明を発見して、煩悩の迷いの生活から、迷いがない不退転の悟りの生活に、到達することができるのである。
このときには、神仏の心と、自分の心が、まるで一つのように調和されて、心に安らぎを得ることができる。
心は光明に満ちた高次元の世界に住むことができ、雑念が除かれて、何事にも集中できる境地に到達するものである。
この「心行」の言葉を理解して、毎日、声で唱えて、「八正道」を実践して行けば、いずれ、煩悩を離れて、心は悟りの世界に入って行くことができます。
それを信じることが、一見、遠回りのように思えても、不退転の悟りに到達する近道なのだと思うのです。
いわゆる、スピリチュアルなセミナーのシンプルで抽象的な話は、返ってよくわからない場合があります。
仏教は、宗教としての伝統があり、社会の常識的な規範にも、よく適っています。
この「正法の生活」、「八正道」を実践して行かれることを、お薦めいたします。