高橋信次先生の「新・復活」その15 サタンの毒1

晩年の信次先生 スピリチュアル
今日(10/20)は、昨日の「新・復活」その14 大天使ミカエルからのメッセージ4 に続いて、高橋信次先生の「新・復活」その15 その15 サタンの毒1 です。
「新・復活」原稿_サタン・ルシュエル現す

※ この「新・復活」は、1976年に、高橋信次先生によって、書かれました。

大天使ミカエルが、感動的な説法をしている間、一部のGLA講師たちには、恐ろしいことに、その言霊が耳に届いていないようでした。

「新・復活」その15 サタンの毒1

 ミカエルの感動的な説法は参加者の心をゆすり、感るいをとめることが出来なかった。  しかし、一部分の講師の心は既に閉じてしまっていた。  サタンの毒を心の中に大分食べてしまったようだ。
「汝、他人を中傷すること勿(なか)れ」
 ミカエルの慈愛の言葉が彼等の耳に心にどのように響いたのだろうか。  サタンの毒ですっかり聞く耳を忘れてしまったのだろうか。  しかし、私は彼等を信じていた。  必ず、理解する時が来ると確信をしていた。
 その晩のことであった。  京都の講師は、私の部屋を訪れた。  いつもの彼とはちがう。  心の中に割り切れないものを持っている。  その解決のために来たのであろう。  私は彼に椅子を奨めた。
「先生、わてはどうしても納得ようしません  あんなに熱心にやりはっている〇〇先生はんは、考え込んで昨夜も一晩中泣いておりました。  一体どうゆうわけどすか……  教えておくれやすー」
「□□さん、私はあなたに正しく見よ、正しく聞け、正しく語れと正しいことについて教えましたね。」
「へえー  教えていただきました-」
「では 彼女はなぜ泣いているのかということを考えてみましたか。  泣くには、非常にうれしくて、うれしくて感情が込み上げてくる場合に泪が出て来ます。  逆に非常に、悲しくて、悲しくて、胸のつまる思いの感情で泪が出て来る場合があります。  又、非常に口惜しくて口惜しくて、しゃくにさわって許しがたい奴だと思って口惜し泪を流す場合もありましょう。  今、彼女はどの泪を流しているのでしょうか。  あなたはおわかりですかー」
 彼は黙ってしまった。  その時だった。  〇〇女史が風のように入って来た。  そして私の前に坐った。
「あなたは、そんなに目をはらしてどうなさいました  いつものあなたらしくもありませんね  元気を出しなさい-」
 彼女の目はふちがはれあがり、寝不足と泪で常人の顔ではなかった。
「先生すみません  御心配をおかけ致しましてすみません」
 その時私の側に坐していた△△が言った。
「〇〇さん  あなたのいつもの笑いは造られた笑いです。  早く心から笑えるようになってくださいねー」
 その瞬間であった。  彼女の目はつり上り、彼女の裏にサタンが立っていた。
「そんなこといっても私はね  三才の時両親に死別し、苦労して今日まで生きて来たのよ!  あなたたちに私の心がわかってたまるものか!」
 と大声をあげ、飛びかかろうと、身を乗り出して来た。  私は立ち上がり
「□□さん良く見ておきなさい あなたたちに毒を食べさせていたサタンが本性を出したのです。  ●●にもこの状態をみせてやりなさい。」  ●●はすぐに私の部屋に来た。
「まあー 恐ろしいわー  ほんまに 恐ろしいわー」
 □□講師は私達の方に身をよせて、彼女の動作を見守っていた。
「サタンよ  そなたは此の女性から離れなさい。  そなたも神の子のはず  そなたの心の中にも嘘のつけない善我なる心があろう。  盲目の人生を歩んでいる人々の心の中に巧みに入り込み、混乱を引き起こそうとしても、私は既にそなたを見破っていたのだ。
 そなたは、いつまで地獄の帝王をやっているのか  何千年も、心に安らぐことなく、闘争と破壊を繰り返し、いつ力のバランスで自分の座を他人に追われるかわからぬ不安定の生活をしているのだ。
 そなたも、かつては天使であったはず  何もいわずに、この女性の体から心の中から去りなさい」
 その時、彼女の体からサタンは出て行った。

 

以上、です。

前回のブログ’「新・復活」その10 サタン・ルシュエル 姿を現す‘の最後は、次のように、終わっていました。

彼等が、サタンに踊らされている 丁本人達なんだ と思った。
 本部の事務局から来た講師は 「先生は、自分の子供に甘くなってしまった  すっかり子供の言葉を信じている  恐ろしいことだ
 先生は、サタンにまどわされている  しかし、先生の説いている法は間違ってはいない。  僕等は法を信じていこう」
 他の東京の何人かの講師も、名古屋の講師たちも 「そうだ 俺達は誰を信じていいのかわからない。  法を信する以外にはないだろう  先生は サタンに まどわされているのだ。  俺達は法を信じよう……」
 一人一人から、発信されている心の波動はすべて本末転倒していた。  正しい法を説いている 師を信じないで なぜ正法が信じられるのだろうか。
 手にとるように、一人一人の心の中で思っていることが分かってしまうからである。  私は悲しかった。

GLAの講師団の一部の心は、何と、信次先生から、離反してしまいました。
こうした講師たちの心を操っていたのが、大魔王のサタンでした。

ここに、登場しているのは、高橋信次先生、そのご息女、〇〇講師(女性)、□□講師(男性)、●●講師(男性)の方たちです。
3人の講師は、すっかりサタンの毒を食らってしまい、平常心を失っていました。

しかし、サタンは、〇〇さんに憑いていることを、信次先生に見破られてしまいます。
信次先生の次の一喝で、サタンは〇〇さんの肉体から出ていきました。

「サタンよ  そなたは此の女性から離れなさい。  そなたも神の子のはず  そなたの心の中にも嘘のつけない善我なる心があろう。  盲目の人生を歩んでいる人々の心の中に巧みに入り込み、混乱を引き起こそうとしても、私は既にそなたを見破っていたのだ。
 そなたは、いつまで地獄の帝王をやっているのか  何千年も、心に安らぐことなく、闘争と破壊を繰り返し、いつ力のバランスで自分の座を他人に追われるかわからぬ不安定の生活をしているのだ。
そなたも、かつては天使であったはず  何もいわずに、この女性の体から心の中から去りなさい」
サタンは、その存在を見破られると、力を失います。 そして、愛ある言葉を掛けられると、力を出せなくなるのです。 それは、サタンも神の子であり、愛情によって、その本性が目を覚ますからです。 もし、サタンの存在に気付いたら、それを言葉に出して言い、愛念を送ることがサタンへの対処法です。 サタンを怖れることは、彼の思うつぼであることを、心に銘記しておきましょう。
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