4月3日、4日と「北陸応援割」を活用して、飛騨古川を通り、能登半島の千里浜に、友人の運転で車で行きました。
途中に、「小京都」と呼ばれる、風情溢れる「飛騨古川」という町があります。
2,3年前にも、彼と訪問したことがありました。
そして、飛騨古川駅の近くにある朝日館という、料理屋さんに着きました。
朝日館に着いた時、友人が、近近くの酒屋でお酒を買いに行ったので、お酒の飲めない自分一人でお店に入りました。
ここは、高松宮ご夫妻の来られたという、由緒のあるところです。
女将さんと雑談していると、彼女から質問をいただきました。
「『刺身はどうですか?』は、英語でどう言えばよいですか?」
全く予想していなかった質問に、拙い英語の知識を絞り出して、次のように答えました。
「Would you like to eat some Sashimi? 位ではないですか?
Can you eat 〜?
May you eat 〜?
とかでも、良いかもしれません。」
女将さんに、それで分かってもらえたかどうかは分かりませんでしたが、ニコニコされていました。
友人が店に入ってきて、しばらく英語の話題で盛り上がりました。
彼は、若い頃、中学校の副校長をされていました。
彼の住む街が、カナダの都市と姉妹都市であったので、彼は生徒たちを何度もカナダに引率して、海外渡航をした経験がありました。
そして、生徒たちがホームステイで遭遇する体験を、話してくれました。
当時、ホームステイは、5日間だったそうで、初日は何も話せなくて、5日目になり、やっとかろうじてコミュニケーションができるようになったときには、もう帰らなくてはならなかったそうです。現在は、小学校から英語を教えているので、事情は変わっているかもしれませんが。
ただ優秀な生徒は、ホームステイ後も、ホームステイ先と連絡と取って、自分の英語力を向上させたそうです。
そして、朝日館の食事が、次々と運ばれてきました。
お品書きがなかったので、何が素材なのか、どんな料理なのか分かりませんでしたが、すべて食べごろで運ばれてきました。
たった二人のお客のために、一品一品を手作りして、女将が丁寧に部屋まで運んでくれました。
大きなホテルや旅館では、大量の料理が作られてくるので、小さなお店で、女将のような配慮の行き届いた食事をすることは、なかなかできません。
そして、知名度が低いお店に、外国人がやって来るというのは、個々のサービスに感激した外国人が、英語の観光ガイドか何かに、記事をアップしたからなのだろうと思いました。
そして、朝日館で食事を終えて、千里浜のホテルに向かいました。
今回(4月3日、4日)の旅は、友人と二人の癒しの旅行のつもりでしたが、観光旅行でもありました。
現在の日本には、多くの外国人旅行客が押し寄せています。
翌日4日に、金沢に旅をしたのですが、そこでもとても多くの外国人を見かけることになり、その意味を考えることになりました。 (黒川 記)
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