共業、不共業

白山神社の鳥居 スピリチュアル
先日、いつも神社でお会いするTさんに、共業(ぐうごう)、不共業(ふぐうごう)という言葉を教えていただきました。仏教からきた言葉のようです。
白山神社の鳥居
簡単にご説明すると、共業とは、みんなが共通して持っている業(例、太平洋戦争、3.11など)、不共業とは、その人の個人のみに関係する業、つまり、固有のカルマ(例、職業)をいうそうです。
 
そうすると、アセンションは、共業ということになります。
その人、個人の覚醒は、不共業となります。
 
ライトワーカーは、多くの一般の人が目覚める前に、目覚めさせられるという、不共業を持っているといえます。
 
典型的なライトワーカーを、自任しているTさんは、2011年ころから、イベント、アセンションが起きる、起きるという情報に、今か今かと、ずっと待ち続けてこられたそうです。そして、その予言の話を聞くたびに、裏切られてきました。
 
「予言がその通り起きない理由は、その情報が明らかになると、量子力学ではないけれど、エネルギーが変り、起こらなくなってしまうというのかもしれないけれど。
 今では、何年のいついつに、『イベント』が起きるといわれても、皆がもう信じられず、すっかりあきらめていると、ドーンとイベントが起こるかもしれない。
 でも、あなたがブログで書いているように、イベントが預言されていることを、知らせることは必要だと思う。
『天災は、忘れた頃にやってくる』ではないが、『東海地震』がいつ起きるかと、ずっと注視していると、なかなか『東海地震』が起きないのと同じだ。
 私のタイムラインが、穏やかなものであってほしい。それが、一番の正解なのだと思っている。」
と、Tさんはおっしゃいます。
確かに、「自分のタイムラインが穏やかなものであるように」と願うこと、それが一番重要なことだと思います。
私は、「イベント」が起きることを、期待する自体に問題があるのではないかと、Tさんに、次のような話をしました。
 
「イベントが、起きることを期待することの裏には、もしかしたら、イベントが起きないかもしれない、という気持ちがある。その気持ちが、イベントが起きることを妨げるエネルギーとなり、イベントが起きなくなるのでは?」
 
Tさんは、「そこまでは、考えなかったな。」とおっしゃいます。
それとは、少し話は違うテーマですが、私は、次のように続けました。
 
「大量逮捕が起こって欲しいと、私が期待しているとしたら、その期待感は、大量逮捕が起きて、経済的なリセットが起きて、お金の問題から解放されたいという気持ちがあるように思う。
 それは、三次元の未来の自分を、心配をしていることである。そのことは、私のアセンションに、良くないエネルギーなので、その期待は、手放した方が良い。
 また、そういう大量逮捕の予言を、ブログに書くこと自体も、あまり良いことではないとも思う。」
 
「確かにそうかもしれない。本当に起きてほしいことは、沈黙するのが一番よい。
 でも、知らせるということは必要なのでしてほしい。
 ただし、知らせる内容と、秘密にすることは、十分に、注意してほしい。」
 
という、非常に難しい注文を出して、Tさんは、にこやかに、自転車にまたがって、会社に向って走っていかれました。
 
私は、いろいろ考えさせられました。
 
ライトワーカーが、イベントへの期待を手放すための解決方法は、次の言葉を反復して、それを信じ切り、成りきることではないかと思いました。
 
私は在りて在るもの全てです 私は無限です 私は神です。
(I AM ALL THAT I AM. I AM UNLIMITED. I AM GOD. )
 
サナンダさんのブログに登場している、チャネラーのアデル・アリニさんは、この深い気付きに達して、頂上に達することができたようです。
結局、人類共通の出来ごと(不共業)として、地球に起きてくる「アセンション」を、知らされているライトワーカーは、それを知らない一般の人たちと違い、いろいろな葛藤、不安をかかえることになります。
・「イベント」は本当におきるのか、起きるとしたら、いつ来るのかという葛藤。 ・一般の人たちに、「イベント」、「アセンション」を理解してもらえない葛藤。 ・自身が、アセンションできるかの不安。 等です。
多くのライトワーカーは、多かれ少なかれ、この悩みを持っていると思います。 この悩みは、自身の波動を落としかねない原因にもなります。
ライトワーカーの悩みは、ライトワーカーとそうでない一般人の持っている、固有のカルマ(不共業)の違いに、起因している問題です。それをどう乗り越えていくかが、ライトワーカーに課せられた課題なのだと、気付きました。
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