今回は、いつもと違い、スピリチュアルとは、あまり関係がないようにみえるお話をさせていただこうと思います。
この「信用創造」という言葉を、ご存知の方は、おそらく少ないと思います。
「信用創造」とは、「バブル」と言い替えても良いと思います。
私は、経済の専門家ではないので、正確な説明ではできないですが、この「信用創造」は、今後、地球がアセンションをしていく上で、解決しなければならない重要な課題です。
「バブルの崩壊」という言葉は、よく使われてきた言葉です。
日本の元号が、昭和が平成に変わろうとしていた1980年代の頃、不動産バブルが崩壊して、その余波で、北海道拓殖銀行、山一證券などの大手金融機関が破綻しました。
それ以前のバブル経済時代(1980年代)には、普通の会社員ですら、信じられないようなバブリーな生活を享受していたことが、今でも語り草になっています。
2008年の秋に起きた「リーマンショック」の時、アメリカではリーマンブラザーズという名前の証券会社が破綻しました。
その時、日本もアメリカの株価も急落して、日本はリーマンショックから立ち直るのに、5年近くの歳月を要しました。
「信用創造」という専門用語について、もう少しご説明いたします。
経済用語に、信用経済と実体経済いう言葉があります。
信用経済は、株式市場の株の時価総額などの資産、全てを含めた経済価値ですが、実体経済とは、企業が実際に計上している生産コストや、賃金に関わる実物の経済価値を言います。
現在、信用経済は、実体経済の20倍から、50倍の規模に膨れ上がっているといわれています。
次のような計算式が成り立ちます。
信用経済 - 実体経済 = 信用創造(バブル)
この信用創造によって、実体経済以上に、世界にお金があるように見えることです。
全ての人たちが、保有する株式や、投資信託などの金融資産を、一斉に売却して現金化をしようとすると、問題が起きます。
結果的に、金融機関が支払停止(デフォルト)に陥ることも、可能性としてはあります。
もし、そのようなデフォルトが起きそうになれば、日本政府が何らかの介入をすると思うので、実際には、問題が起きないとは思いますが。
しかしながら、リーマンショックを経た現在でも、信用創造(バブル)は健在で、何も改善されていません。