子供の頃、自分が生きていることについて、不思議な感覚というか、素朴な疑問を感じていました。
それは、自分が食べたものが、自然に消化されることや、いつの間にか自分が大きく成長したり、体重が増えたり、力がついたりするのですが、自分が意識してやっていないのに、自然にそうなるのは何故なのか?ということでした。
自分の背後で、自分を助けてくれている、もう一人の自分がいると思いました。
そのもう一人の自分に、ありがとうをいうべきだと思っていました。
寝る前に、幼い心で、そんなことを考えていた記憶があります。
大学の2年生の頃、高橋信次先生にお会いすることができました。
信次先生から、人間には、10%の表面意識と、90%の潜在意識があり、その潜在意識には、守護霊、指導霊という、目には見えないが、自分を助けてくれている存在がいることを、教えていただきました。
子供の頃、意識していた、もう一人の自分とは、守護霊のことだったのかと気付き、ああ、やはりそうだったのか、と思いました。
シャーリーマクレーンさんの「アウトオンナリム」という本を読んで、精神世界というジャンルがあることを知りました。
「アウトオンナリム」は、不思議な魅力のある本で、ワクワクしながら、何度も読んだ記憶があります。
精神世界というジャンルに関わることで、ハイヤーセルフという言葉を知りました。
ハイヤーセルフとは、守護霊のことに他なりませんでした。
そして、バシャールという存在に出会うことで、ハイヤーセルフという言葉を、身近に感じて、自然に使うようになりました。
ハイヤーセルフといっても、守護霊といっても、それは、同じもう一人の自分を指します。
もう一人の自分は、90%の潜在意識の自分です。自分自身の全てを知っている存在です。
ハイヤーセルフは、自分の良心、あるいは、直感という言い方もできます。
ただし、ハイヤーセルフにつながることは、言うは易く行うは難しというところがあります。
表面意識と、潜在意識の間にある想念帯に曇りが多いと、その間の交流、意思疎通が難しいのです。
この想念帯の曇りが少ない人は、ハイヤーセルフ(守護霊)に簡単につながりますが、一方、曇りが多い人は、ハイヤーセルフ(守護霊)をなかなか認識できません。
曇りを取るためには、中道の心に立って、反省をする以外に方法がないと、高橋信次先生に教えていただきました。