昨日(8/27)、マクドナルドのハンバーガーショップで、友人と待ち合わせをしました。
待ち合わせ時間を5分以上過ぎても、なかなか彼が現れません。
電話を掛けてみました。
すると、取り乱した様子で、事情を話し始めました。
「先ほど、娘が自殺未遂をして、近くの病院に入院した。今、妻が、付き添っている。」
自殺未遂と聞いて、正直、ビックリしました。
「約束なので、マクドナルドに行くから。」と言ってくれました。
私は、彼と娘さんのために、一生懸命に十三神之祈りをしました。
そして、自分を守護してくれている大天使や、聖獣さんたちに、娘さんの命を救ってくれるように、お願いしました。
彼が、マクドナルドに到着した時、「幸いにも、一命は取り留めた。」とおっしゃいました。それを聞いて、ひとまず、ホッとしました。
「娘と関係が、どうしても上手くいかない。娘が自分のことを嫌っているが、それは仕方がないと諦めている。」
という話を、前から聞いていました。
「娘さんとの不仲は、父親が自分のことより、宗教活動の方が大事だと思っているというのが原因じゃないの?」
と、前から、アドバイスをしていました。
彼の部屋には、その宗教団体の女性教祖の若い頃の大きな写真が貼ってあり、毎朝、彼はその写真に対し、まるでアイドルのように拝んでいるという話を聞いていました。
「すぐそんな写真は外したら。娘さんが嫌がるのは当然じゃないの。」
と、アドバイスをしたのですが、彼は、娘との不仲と、教祖の写真のこととは、関係ないとおっしゃいました。
それでいいのだろうかと、不安に思っていました。
「あなただから言うけれど。」と、前置きをして、いろいろ語ってくれました。
自殺未遂は、これが二度目であること。 どうしても、娘から嫌われて、不仲のままであること。 彼の奥さんも、同じ宗教団体の会員なのだが、娘さんと奥さんとの仲は悪くない。だから、宗教団体のことは関係ないと。
彼は、所属している宗教団体に、まるで命をかけているように、熱心に活動をしてきました。
一方、娘さんとの不仲とは、改善することはなく、彼は、もう娘のことは仕方がないと、諦めていました。
私は、数日前に、息子と娘夫婦と孫たちが、誕生日を祝ってくれた食事会の話をしました。
「宗教が目指すものは、家族の団欒じゃないの。」
彼は、勤め先の仕事仲間のおばちゃんたちが、家族と幸せそうに生活していることを話してくれました。それに引き換え、どうして自分は、娘と上手くいかないのだろうと悩んでいたのでした。
誕生日の食事会で、撮影した孫の映像を、彼に見てもらいました。
「子供は、大人たちが自分と関係ない話ばかりをしていると、かまって欲しいと、話に割り込んでくるよね。」
と、何気なく、話しました。
すると、彼の様子が変わり、次のように語り出したのです。
「娘が幼い頃、自分の足を何回も蹴ったことがあった。 その時、何でこんなことをするんだとしか、思えなかった。 今思うと、娘がかまって欲しいというサインだったのだと思う。」
彼は、宗教活動に夢中で、そのサインに気付くことはありませんでした。
そして、とうとう、自殺未遂という悲劇を招いてしまったのでした。
娘さんが父親に愛して欲しいと訴えていたことに、彼は、今、ようやく気づくことができたのでした。
娘さんが父親に愛して欲しいと訴えていたことに、彼は、今、ようやく気づくことができたのでした。
「今度、娘さんに会ったら、土下座して謝らないといけないね。」
と、話して、その場を去りました。