先日(R3/6/9)、「黒い野良猫さんのお話」というブログをアップしました。
この野良猫さんに餌をあげていると、可愛がりたくなるのですが、彼女の心の傷が深いせいか、全く、触らせてくれません。
しかし、子供のころ、家で猫ちゃんを飼っていたことを思い出すと、やはり手元で撫ぜたくなります。
ところで、名古屋市は、令和2年4月1日に、「名古屋市の動物の愛護及び管理に関する条例」を改正して、殺処分ゼロを目指す取り組みを始めました。
そして、保護猫を飼いたい希望者に、飼い主になってもらう”(おとなの)猫の譲渡会“を始めました。
その地下鉄の吊るし広告を見て、娘に保護猫を譲り受けて飼いたいという話をしました。
「お父さんが保護猫をもらい受けるのなら、旅行で外泊する時に、子供を連れて泊まりに行ってもいいよ。」
と、言ってくれました。
その言葉を聞いて、猫ちゃんを飼うことに決めました。
ある日、知り合いの方のお宅にお邪魔して、ペットの猫ちゃんに会う機会がありました。
これは、飼い主さんのお話では、ノルウェージャンフォレストキャットという猫種の猫ちゃんだそうです。実家でも、その猫種を飼っておられたとのことです。
「ペットショップの猫もいいな、と思っている。」
と、改めて娘に相談すると、彼女は、急に怒りだして、
「お父さんが、保護猫を飼うといったんで、旅行中に留守番に行くといっただけで、ペットショップの猫なら、留守番には行かないから!」
と、一喝されてしまいました。
そのことがあって、また保護猫探しをすることにしました。
そこで、名古屋市の平和公園にある”動物愛護センター 愛護館“という施設に行ってみようと思っていました。
そんな矢先に、あるメーリングリストで、次のような投稿を目にしました。
「この場をお借りして、どなたか猫ちゃん飼える方いませんか?
知り合いの方からの御依頼です🐈
産まれた赤ちゃんが、猫の毛が駄目な体質で、手放さなくてはならなくなったそうです。
2016年7月生まれ、5歳のメスで甘えんぼ、大変可愛いです✨☺️
幸せになってもらいたいので、どうぞよろしくお願いします✨」
この写真と情報を、娘に転送しました。
そして、この猫ちゃんの紹介者の方に、興味があることを伝えました。
すると、まだ、もらい手が現れていなかったので、ラッキーなことに、飼い主さんと直接交渉することになりました。
その結果、今週末に、猫ちゃんをケージなどのペット用品と一緒に、飼い主さんが自宅に届けに来てくれることに決まりました。
娘も、当日、孫を連れて、立ち会ってくれることになり、外泊などで、私が出かける場合は、孫と一緒に自宅で、留守番をしてくれると、メールをくれました。
「旦那と話し合ったけど、お父さんが出かけるとき私が自宅に泊まって世話をする形であればいいよ。」
私にとっては、猫ちゃんは飼うことができるようになり、さらに、娘と孫との距離も縮まるという、願ったり叶ったりの嬉しい展開となりました。
愛する猫ちゃんを手放す決心をされた飼い主さんは、さぞ辛かったでしょう。
でも、あっという間に、話がまとまりました。
“動物愛護センター”の保護猫を譲り受けるのでもなく、また、ペットショップで購入するのもなく、全く意図していなかった形で、猫ちゃんが家にやって来ることになりました。
“風の時代“に入り、物事が実現するスピードが、ますます加速化していると、感じる出来事でした。
ちょっと前までは、全く予想もしていなかった”猫ちゃんとの幸せな生活”が始まることになりました。
最後に、名古屋市の殺処分ゼロが達成されることを、お祈りします。