今日(R4/7/9)は、別荘で朝食後、庭に出て草刈りを行い、主に、笹とシダ類を刈り取りました。
母なる大地のガイヤと繋がって、グラウンディングして、自分を癒すため、裸足になって、草刈りを行っていたところ、木の根っこを踏んでしまい、足の裏の皮がむける怪我をしてしまいました。
こうした失敗も、経験と思い、1時間以上、作業を行いました。
その結果、一例として、「紫ギボウシ」、「ミョウガ」、「ウツボグサ」などの植栽があることを知りました。
さて、昨日(R4/7/8)に、同じ治部坂高原別荘地にお住いの、山野草の造詣の深いさんという方に、お会いすることが出来ました。
先月(6月)のブログ「浪合の植物と宇宙からのギフト」(投稿日 : 2022年6月19日)の中で、別荘の管理事務所の事務の方が、次のようにおっしゃった方が、このKさんです。
「山野草のことなら、浪合の山野草を守るために、別荘に越してこられたKさんという方が、この別荘地に住んでおられますよ。」
Kさんの希望で、別荘管理事務所に、午後2時に待ち合わせて、いろいろなお話をお聞きしました。
実は、彼は別荘会に加入されていません。
その理由というのが、別荘会に入会した年に行われた別荘の総会の運営に、疑問を感じたからだとお聞きして、少し驚きました。
そのことをお聞きして、この方は、良い悪いは別にして、かなりの信念を持っておられる方だと、強く思いました。
お会いして、いろいろなお話を聞くところによると、静岡県である会社を経営されていて、その会社を手放されて、この別荘地に引っ越してこられたのが、6年前ということでした。
現在は、奥様とお二人で別荘地にお住まいです。
しばらく、管理事務所で会話をした後に、私の別荘に来てくださいました。
そして、二人で庭を歩いているうちに、白く可憐な小さい花に目が留まりました。
彼は、次のように、おっしゃいました。
「これは、イチヤクソウですね。
この山野草は、二年草なのですが、本によっては、誤って一年草としている本がありました。
この花から少し離れたところに、丸い葉があるのが見えますか。
これがあるので、二年草なのです。」
それを聞いて、植物の専門書でもあっても、そのような間違いもあるのかと思いました。
ただし、後で、「山渓カラー名鑑 日本の山野草」という本では、「イチヤクソウ」は、二年草の扱いになっていました。
そして、庭の中で、「オダマキソウ」を見つけました。
それを見て、彼は、次のように、おっしゃいました。
「このオダマキソウのような山野草は、周りに雑草が生えていないと、台風などの強風で、倒されてしまいます。
だから、周り雑草をあまり刈り取らない方がいいですよ。」
山野草が生育する上で、ある程度は、雑草が生えていた方が良いということには、正直びっくりしました。
そして、Kさんは、「ササユリ」のことを、例にとって、お話をされました。
「この別荘地の中で、ササユリがたくさん生えているところがあって、咲くのを楽しみにしていました。
しかし、別荘管理事務所に委託された人が、ササユリの周りの雑草を、全て刈り取ってしまった。
その結果、ササユリの花が、一つも咲かなくなってしまいました。
だから、この別荘地では、もうササユリは見当たらないのです。」
その他にも、「センブリ」、「ツルニンジン」など、薬効がある山野草を、業者のような人が、大量に採取していったため、別荘地によく生えていたものが、今では見かけなくなったという話もされました。
Kさんの思いは、何とか以前のように、「ササユリ」、「センブリ」、「ツルニンジン」が、あちこちで生えているような環境に、この治部坂高原の別荘地を戻すという夢をお持ちでした。
こうした話を聞いて思い出したのが、豊田オープンガーデンの会長さんの次の二つの言葉でした。
前回、豊田オープンガーデン会長が、次のように、おっしゃったことを、思い出しました。
ブログ「別荘の庭を共同創造する」(投稿日 : 2022年6月18日)を参照のこと。
「ここ治部坂高原は、山野草の宝庫です。」
確かに、少し庭に生えている植物を調べるだけで、いろいろな種類の山野草が見つかります。
「別荘にいる山野草に詳しい人に、いろいろ聞いて勉強してください」
別荘に6年もお住いの Kさんから、情報をいただくことで、山野草を取り巻く問題も分かってきました。
結局、治部坂高原別荘地という、見知らぬ土地に入ってみて、住んでみてこそ、初めて分かることが、いろいろあることを痛感しました。
私も、Kさんのように、乱獲されずに、手付かずの自然が残されていていた当時の、山野草の環境を少しでも、取り戻そうと思います。
これを意識的に行うことが、この治部坂高原と自分との繋がりを、深めていくことです。
それによって、自分をグラウンディングさせて、癒すことができて、マザーアースや、土地の神々と繋がることができるのだと思います。 (黒川 記)