一昨日(R6/9/6)から、熊野本宮大社と南紀勝浦に、高校時代の友人と3人で、一泊旅行に行ってきました。
とても良い天候に恵まれたので、熊野灘のご来光をホテルで、大変美しく見ることができました。
熊野古道や紀伊半島の南部は、始めて訪問する観光地だったので、珍しい風景に出会うことができました。
この旅行で、一つ気になったことがあります。
それは、自宅に置いてきた猫ちゃんたちのことでした。
いつも、別荘に行くときは、二匹の猫ちゃんを、キャリーバックに入れて、車で運んでいます。
しかし、今回のような行では、友人とホテルに泊まるので、連れていくことは出来ません。
そうした場合、自分が留守になる自宅に、娘が孫を連れて泊まりに来てくれます。
猫ちゃんたちは、孫が苦手です。
チコちゃんは、孫や自宅に着いたとたんに、どこかに姿を隠してしまいます。
もう一匹のミーナちゃんは、子猫のころから家族と一緒に暮してきたため、時々やって来る娘に対して懐いています。
私が旅行から自宅に戻ったのは、9月7日の午後7時を過ぎていました。
自宅のドアを開けると、暗い奥からミーナちゃんが飛び出してきました。
その雰囲気から、飼い主の私が帰ってくるのを、待ちかねていたようです。
しかし、チコちゃんが現れません。
二階に上がって「チコちゃん」と、呼びかけるとみると、ニャー」という小さな声が聞こえました。
もう一度、「チコちゃん」と呼んで見たのですが、声はしても出てきません。
二階の部屋の本棚の後ろに、隠れていました。
何回も、チコちゃんの名前を呼んで、姿を現わすのに、10分以上の時間がかかりました。
私は、娘に電話をしました。
「今帰ってきたんだけれど、何か変わったことはあったかな?」
「特に、変わったことはなかったよ。」
と娘が答えます。私が、
「チコちゃんは、現れたのかな?」
と聞くと、彼女は、次のように答えました。
「ミーナちゃんは現れたけれど、チコちゃんは全然現れなかった。」
チコちゃんは、孫がとても苦手なので、娘と孫の滞在中は、ずっと本棚の後ろに隠れていたようです。
そのため、私が旅行に出ることによって、チコちゃんを可哀そうな目に合わせることになり、悪いことをしたと思いました。
翌日(R6/9/8)の午前3時か4時ころ、チコちゃんは私のベッドに上がってきました。
頭をなでてやると、嬉しそうな仕草をして、「アン、アン」と鳴きます。
これまで、チコちゃんが本棚の後ろに隠れて、なかなか出てこないということは、今までにありませんでした。
チコちゃんにとって、余程のストレスになったのだと思われます。
これから、旅行に出かけるときには、娘に留守番をお願いするにしても、チコちゃんのことを考えると、できるだけ早い時間に、帰ってくるようにしようと思いました。 (黒川 記)