昨日(6/30)、中国の全国人民代表会議で、採択された「香港国家安全維持法」が、香港返還記念日である、7月1日から施行されました。
北京の人民大会堂
「香港国家安全維持法」昨夜公布・即時施行 最高刑は無期懲役

(2020年7月1日 8時27分 NHK)

【記事の内容】
香港での反政府的な動きを取り締まる、中国の「香港国家安全維持法」が成立し、香港政府は、中国への返還から23年となるのを前に、6月30日夜、施行しました。国の分裂や政権の転覆など、国家の安全に危害を加える犯罪行為の最高刑は無期懲役となっています。

中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会がきのう、北京で開かれ、香港での反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」が全会一致で可決・成立しました。

この法律について、香港政府は中国への返還から23年の記念日となる7月1日を前に、現地時間の6月30日午後11時に公布し、即時に施行したと発表しました。

以上。
 
この「香港国家安全維持法」は、6章66条からなります。
この666という数字は、新約聖書ヨハネの黙示録第13章にでてくる「獣の数字」を連想させます。
「思慮のある者は、獣の数字を解くが良い。」
 
多くのキリスト教徒は、この6章66条を見て、何を意味するのか、すぐに理解することでしょう。
 

中国が、この「香港国家安全維持法」を採択した場合、アメリカのポンペイオ国務長官は、29日、これまで香港に認めてきた優遇措置の一部を停止すると発表しています。

2020年6月30日 11時34分 [NHK] 
米国_香港への優遇措置一部停止へ
【記事の内容】
中国による香港国家安全維持法の導入に対抗して、アメリカのトランプ政権は、香港向けの警察の装備などの輸出を規制する措置を発表し、中国を強くけん制しています。
 
アメリカのポンペイオ国務長官は、29日、これまで香港に認めてきた優遇措置の一部を停止すると発表しました。
 
香港向けの防衛関連技術や軍民共用技術の輸出が中国本土並みに規制されるということで、国務省によりますと、このうち、防衛関連技術には香港の警察が使う銃器や弾薬などの装備が含まれ、去年1年間の輸出額はおよそ140万ドル、日本円で1億5000万円に上るということです。
 
ポンペイオ長官は声明で、「これらの技術を中国共産党の独裁体制を支える人民解放軍の手に渡すわけにはいかない。中国は香港を『一国一制度』として扱っていて、アメリカもそのように対応しなければならない」と批判しました。
 
以上。
 
もし、アメリカが本気になれば、香港ドルとアメリカドルとの決済を停止する可能性があります。
そうなると、中国は輸出が完全にストップすることになります。
 
この「香港国家安全維持法」を強行して、アメリカと衝突すること以外にも、中国は、大洪水とコロナウイルスの二つの大問題を抱えています。
 
(2) 中国 梅雨前線の影響で大雨続く 1300万人以上被災(20/06/29)
26省で1347万人が被災
11万棟以上の住宅が倒壊
 
中国洪水 1300万人以上被災
 大雨が降り続いた四川省の山では、山頂付近から斜面が崩れ落ちました。中国メディアによりますと、この土砂崩れによって道路が寸断され、近くに住む約70人が一時、孤立しました。各地で発生した洪水などでこれまでに26の省で合わせて1374万人が被災しています。倒壊した住宅は1万棟以上に上り、現在も13の河川が洪水の警戒水位を超えているとして当局が注意を呼び掛けています。
 
 
2020年6月28日  [AFP] 
北京近郊でのロックダウン
【6月28日 AFP】中国当局は28日、新型コロナウイルスの新たな流行を封じ込めるために、首都北京近郊の住民50万人近くを対象に厳格なロックダウン(都市封鎖)を課した。
 
 中国は流行をおおむね抑制していたものの、北京で数百人が新型コロナウイルスに感染し、隣接する河北(Hebei)省でも感染者が確認される事態となっている。
 
現在の中国は、香港問題でアメリカとガチの対決をして、洪水問題を解決することができず、コロナウイルスを抑えることにも失敗しています。
 
2018年に、国家主席の任期制限を撤廃されており、習近平氏は、終身国家主席です。
 
この3つの問題を解決することができない、習近平政権は、このまま自滅の道をたどる可能性が出てきました。
 
この中国のドン詰まりの状況は、2020年6月14日付けの光の銀河連合さんのブログを思い起こさせます。
光の銀河連合:はい、正解です。私たちの見解では第一章の終わりには近付いていますが、第二章が開始する為には第一章の‘もう一つの部分’が完了する必要があります。以前にも言いましたが、第二章は‘バン!’という感じでやってきます。
 
‘もう一つの部分’が完了する」という言葉がありますが、これは「香港国家安全維持法」が施行されるということを示唆しているように思われるのです。
そして、バン!’という感じで、中国共産党独裁政権が崩壊するのではないかと思われます。
このような暗いテーマは、「人を励まし、ポジティブにさせ、喜びを伝えられるようなブログを書く」という趣旨から外れるので、あまり扱いたくはなかったのですが。
しかし、中国共産党の崩壊は、起ってもおかしくない状況に進みつつあります。
これまで、日本のマスコミは、中国の暗い面を報道してきませんでした。
そのため、もし中国共産党が崩壊した場合、その精神的ショックは、相当大きいでしょう。
ライトワーカーとしては、どのような事態が起きたとしても、冷静でいられる心の準備をしておくことが求められています。