よくバシャールは、
「過去と未来は、今という現在に存在しています。あるのは、今という一瞬のみです。」と語っています。
この言葉は、随分前に聞いた記憶があります。
1976年、大学を卒業して、就職のため、横浜に引っ越しをしました。
大学に在学していた時に、GLAに入ったのですが、宗教団体に入信したといような意識は、全くありませんでした。
GLAの会費は、確か月に500円という安さであり、その中には、GLA誌といわれていた会誌の代金も含まれていました。
講演会などの特別な時など、行きたいときに行けばよく、何かを強制されたという記憶は、全くありませんでした。
横浜に引っ越すして、高橋信次先生のいる東京に近くなるので、直接お会いできるかもしれないとい期待もありました。
その期待を裏切るように、高橋信次先生は、その年の6月に、あっけなく、この世を去られたのでした。
その時の喪失感は、言葉では表せないほど、とても淋しいものでした。
代々木で行われた「お別れの会」に、参加した時、雨が降っていました。
何故かアントニオ猪木が、高級リムジンで会場に乗り付けて、弔問をしていった姿を記憶しています。
その年の新年の講演会で、「私は、今後、5年間、この地上で法を説くことになりました。」という趣旨のことを話をされていたので、GLAの会員は、皆、安心していた矢先の急な死でした。
その晩年の高橋信次先生の講演会の中で語られた言葉に、
「過去、現在、未来は、現在をして、一点なり。」
という言葉がありました。この言葉は、40年以上たった今でも、信次先生の口調そのままで、私の記憶に焼き付いています。
それは、先生がこの言葉を、皆に伝えたいという強い熱意があったからだと思います。
この真理を命をかけて、私たちに伝えたかったのでしょう。
その言葉と、同じ意味の言葉を、宇宙人のバシャールから、40年後に聞くことになるとは、その当時は想像もつきませんでした。