バシャールからのメッセージの一つに、『大きな流れ』という文章があります。
引用が長くなりますが、ご紹介をいたします。
京都のお寺の庭
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2018/05/21 公開 アップロード元: バシャール ism
 
例えどんな”許可証”であったとしても、真にこれだ!と感じるものであれば、それは常に貴方の心に大きく作用してゆくはずであると、バシャールは話しています。
 
そして、“物質界は夢の世界であってイリュージョン”である、という事実に真に気がつく時、たとえ表面的に恐ろしいことが起きていようとも、貴方は、”なるほど、興味深い。さて、これからどんな事が待ち受けるのか、ちょっと見てみよう”という具合に、気持ちをニュートラルにしてどっしり構える事が出来るようになります。
 
また、どんなシチュエーションからもポジティブなエッセンスを抜き取る事が出来るようになるので、本当の意味での”ポジティブな存在”へとシフトしてゆく事が出来るというわけなのです。
 
物質界はイリュージョンである、という事実を理解するようになると、夢の世界で目覚めた時のように貴方は限りなく自由で、恐怖心がありません。
 
そして、全体の”流れ”に身を任せられるようになり、貴方は何にも束縛されない”真の自由”を取り戻す事が出来るようになるのだと、バシャールは話しています。
 
しかし、結果を期待せずに大きくドシンと構えている事と、やりたいことや情熱(ワクワク)にフォーカスして追い求める事とは、なんだか矛盾しているように感じてしまうかもしれません。
 
しかしバシャールはこう話します。
ワクワクはあなたが進みたい”道”を照らしてくれる照明であり、貴方の進みたい”道”へと焦点を合わせる”機能”なのです。
 
ですから、一見矛盾した二つの動作のように見えがちですが、実際には大きな”流れ”の一部を表わしているのだと、バシャールは話しています。
 
また貴方のワクワクは、高波動へと調律してくれる、最も大きな”許可証”ということを今一度理解していきましょう。
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以上、です。
 
この文章は、一見、平易に見えますが、仏教の高僧しか到達できないような境地のことを表現しているように思いました。
 
“物質界は夢の世界であってイリュージョン”の意味するところは、さしずめ、般若心経にある『色即是空』ですね。
 
『ワクワク』が最も大きな”許可証”であると言っていますが、『祈り』や、『瞑想』も”許可証”になるのではないかと思います。
 
自分にどのような事が起きたとしても、”なるほど、興味深い。さて、これからどんな事が待ち受けるのか、ちょっと見てみよう”というニュートラルな態度を取ることができれば、”真の自由”を取り戻したことになるとは、全くその通りですね。
 
ただし、三次元に暮らしている私たちは、容易に”イリュージョン”とは受け取れないことも事実です。感情で反応してしまったり、パニックになる事すらあります。
 
私は、詩吟をやっているのですが、詩吟を指導してくれる先生から、明らかに違う(と自分には思える)ことを指摘されたり、納得できない指導を受けることが、とても嫌です。それが、今の自分が持っている「恐れ」、「恐怖」といってもいいです。そんなことと、思われるかもしれませんが。感情的になり、「それは違う」と言い張る自分が出てきて、ついその先生と喧嘩になってしまうことが多々あります。
 
納得できない指導が来るぞ来るぞと構えてしまうことが、もうそこで、恐れを感じ、自分を失っているネガティブな状態になっている、ということはわかります。
 
嫌な指導を受ける時、指導の先生とのやり取りを、もっと余裕をもって、楽しんで出来るようになれば、それが、ニュートラルな態度をとるということなのでしょうね。
 
今度はどんな指導(突っ込み)が来るのだろう。それが来たら、どのように返そうか?というように、シチュエーション全体を楽しめるようになれば、もはや嫌なことではなくなるのかもしれません。

“物質界はイリュージョンである”、という事実を真に理解して、結果を期待せずに大きくドシンと構えられるようになり、本当の意味での”ポジティブな存在”になり、”真の自由”を得ていきたいですね。

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