聖書のマタイ伝には「新しい酒は新しい革袋に」という有名な言葉があります。「新しいカメラには、新しいバッグを」ということで、バッグを買いました。最近は、小さめのショルダーバッグが、流行っているようです。
新しいバッグ
 
次のような理由から、新しいバッグが欲しかったのです。
 

・古い肩掛けショルダーバッグは、一旦バッグを肩から降ろしてからしか、物の出し入れができず、使い勝手がよくありませんでした。

・小型のカメラが入る内ポケットがありませんでした。
・古いバッグは、ビジネスっぽいため、肩にかけてロードバイクに乗るには、やぼったく似合いませんでした。
・古いため、ところどころ、ほつれていました。
 
本当に入れなければならないものを、精選して、新しいバッグに詰めこむことにしました。
カメラをバッグに入れれば、手軽に趣味の写真が撮影できます。
ちょっとしたサイクリングに、肩にかけてカメラをお供に持っていくつもりです。
早速、郊外の公園へ、サイクリングに出かけました。同じ名古屋市内なのですが、守山区にある小幡緑地は、本当に静かな佇まいの公園です。
小幡緑地公園の雑木林の道
いつもの坂道をロードバイクで、登っていくと、大きな大仏様(弘法大師様?)が、鎮座しています。
そして、その周りには、いつも数匹の猫がたむろしています。
小幡緑地公園の大仏様
たまたま、近くにいたおじさんに声をかけたら、なんとそのおじさんは、猫たちの元飼い主さんでした。
その猫たちは、以前は、近所にあるおじさんの家で、飼われていた猫でしたが、他の猫との折り合いが悪くなって、大仏様の近くに引っ越してきて、住み着いてしまったそうです。
小幡緑地公園内の猫
この大仏様は、公園内にあるので、様々な人たちが、よく散歩などで前を通ります。その中で、猫に餌をやる人もいれば、餌はやらずに猫をなでるだけで帰っていく人もいるそうです。
人に飼われている猫は、毛並みの艶がよいので、すぐわかるそうです。ここの猫は、みな艶がよいです。そして、人を恐れるわけでもなく、堂々としています。
下のトラ猫は、元飼い主さんが去勢をしたメス猫ですが、ここで暮らすようになったら、保健所が来て二度目の去勢をしたそうです。去勢された猫は、左耳にVの字の切れ込みを入れられるので、すぐにわかるのです。
小幡緑地公園内の猫
私はこのトラ猫を抱き上げてみました。すると、元飼い主のおじさんは、猫が喜んだというのです。
一人(一匹?)でいる猫は、淋しいので、人にかまってもらえると、喜ぶのだそうです。
新しいショルダーバッグのお陰で、面白い出会いをさせていただきました。
このバッグを肩に、スポーツバイクに乗って、新たな「ワクワク」を捜しに行きたいですね。