3月9日、釧路市の活動センターわっとで、山田征さんの「光の帯となって 出版記念 お話会」が開かれました。
山田征さんと釧路のホテルで

山田征さんと釧路のホテルで  2019年3月9日 朝

その朝、征さんにお会いして、幸い、少しお話することが出来ました。
山田征さんの印象は、一言でいうと、孤高の人、穏やかな口調の中に、強い意志の感じられる方でした。
征さん手作りのパッチワークキルト

征さん手作りのパッチワークキルト


サンタビレッジの家の中には、征さんの手作り品が、いろいろあります。細やかな心の持ち主でもいらっしゃいます。
 
随分、以前に、東京のご自宅をお伺いしたこと、その時以来の征さんのファンであること、お話会を楽しみにしていること等を、お話をさせていただきました。
 
そして、征さんのご本の内容を使って、ブログを書かせていただいていることについて、「よろしいですか?」とお聞きしました。
 
征さんは、「最近は私の本をいろんなところで取り上げているみたいで。どうぞ、どうぞ。」とおっしゃっていただきました。
 
このハッピーネットで掲載している、征さんのご本のブログ記事について、了解が得られたので、ホッとしました。
 
そこで、自分のスマホでこのブログを、見ていただこうとしたのですが、残念ながら、
「スマホとか、パソコンとか、一切そういうことはやりませんので、いいです。」
と、お断りになりました。
 
「私は、今まで、環境問題などについては、何度もお話をしてきたのですが、こういう精神世界の話をするのは、初めてです。」
 と、おっしゃったことには、正直、驚きました。
 
そうした、記念すべき、お話会が、釧路市の「活動センターわっと」で、始まりました。
征さんのお話会 釧路活動センターわっと にて

征さんのお話会 釧路活動センターわっと にて

冒頭、「今回は、日頃の活動とは、違う話をします。精神世界の話をするのは、慣れていません。」と、おっしゃいました。
 
23年前、マザーテレサの映画会を釧路で開催したこと、若い時から、現実的なことばかりしてきたことのお話から、始りました。
 
「光と影のやさしいお話」を出すことになった経緯、そして、「光と影のやさしいお話」に続いて、この度、「光の帯となって」というご本を、装丁を新しくして、新たな出版社から出された理由について、ご説明がありました。
 
お聞きしたお話から、勝手ながら、まとめてお伝えさせていただきます。
 
始まりは、征さんが50歳の時の十数年前に、征さんの娘さんから、天使からの情報を、伝えられたことからでした。
 
娘さんの話では、天使に羽はなく、おじさんのようなイメージだけど、内面が光り輝いているそうです。
 
あるとき、一段と光輝く、ミカエルとガブリエルと名乗る二人の天使が現われます。
 
この宇宙を、作った人がいて、それが創造主であるというのです。
創造主である、神からみたら、すべてが可愛くて、いらないものはない。
すべてが等しく、大切なものであること。
 
あるとき、すれ違った天使は、他の天使と較べて格段に違いました。
底知れぬ、深い悲しみを持っているようでした。それが、るしえる だったのです。
そして、大きな謎を抱えている るしえる の、その謎を解くのは、お母さん(征さん)であることを、伝えられます。
 
一人の人に、やどっている魂は、肉体が死んでも、魂は元の世界に戻って、また生まれてくる。
人の人生は、一回ではない、と娘さんに教えられたそうです。
娘さんは、ご自分の過去生を、天使から教えられたそうです。
 
そのような形で、娘さんから、様々なことを、教えられました。
しかし、娘さんが、高校一年生の時、恋をしてからは、天使の情報は途絶えてしまったそうです。
 
また、そのころ、館山で不思議な尼さんに会うことになり、征さんは、必ず、仏に帰依されますと、言われたそうです。
 
娘さんからの天使の情報が途絶えて、白保の空港建設反対運動から外れることになった時、征さんは、心に、ポカッと穴が空いたように、感じられたそうです。
 
そして、そのような頃、朝、「学校給食に行かないと」と、思っていたら、目の前に、カードが現れました。
「カードの前に、手を置きなさい」と、女性の声が聞こえました。
指を置いたら、肩の方に、エネルギーが流れました。
そして、「これから、私達に言うことを、書き留めなさい」と、告げられたのです。
 
このことをきっかけとして、「光と影のやさしいお話」から始まる、一連の八冊のご本の話が、自動書記で伝えられたのです。
 
以下、すべてではないですが、お話会のポイントを、まとめてさせていただきます。
 
【波動のこと】
人の中の魂は、確かにあります。
波動という形で持っています。
20人いれば、それぞれ特有の波動を持っています。
波動という言葉は、周波数といってもよい。
周波数が違うと、混じり合わない。
魂だけの世界になったら、そういう、波長・周波数が違う魂とは、混じり合えない。
しかし、この地球は、荒い波動の魂も、細かい波動の魂も、関係なく、お付き合いできます。
人間は、付き合う相手によって、生活が違ってきます。
人間になることは、それだけ、大きな賜物。自分を高める大きなチャンスです。
 
【もう地球には住めなくなる】
地球の上での学びが、終わろうとしているということは、もう地球環境が住めなくなる状況になっていることです。
人によっては、アセンション?というようです。
世の中は、いい方には向かっていないと思います。
そういう現象に、それぞれの人が、人として、どう向き合うか?
ワクワクする方向に、という人もいます。
この現実をどうしたら、いいか。
自然エネルギーをつかうには、どうしたらいいのか?
そういうことに、一人一人がどう向かい合うのか?
ということが、問われているのだと思います。
 
【未来のこと】
山田さんは、どういう未来がいいか?と質問されたことがあります。
未来ではなく、今が、問題ではないか、と答えることにしてます。
「今でしょ」という流行り言葉があるように。
 
【あたらしい星のこと】
あたらしい星とは、いつですか?
と、質問されると、一人一人の問題だ、と答えます。
これは、地球というひとつの星の問題ではないです。
他の星との関係で考えると、少し余裕が出てきます。
 
【るしえるの待つ安らぎの世界】
るしえる の詩に、そなたら(そなたという言葉は、あまり好きではないのですが)は、もう幼子ではないといいます。
るしえるは、その役割を終えました。
やすらぎの世界に戻って、みなが来るの待っています。
 
【人本来の姿に立ち戻る時】
るしえるの詩の中に、人本来の姿という言葉が出て来ます。
では、人本来の姿に、立ち返るとは、どういうことでしょうか?
人本来の姿とは、素直で、優しく、思いやりのあることです。
それは、誰でもできるが、出来そうで、出来ないことでもあります。
 
【新しい聖書】
本にすることを薦めてくれた人が、新しい聖書といった。とんでもない、と思った。
しかし、どこを開いても、役に立つことが書いてあります。
現実に、足をつけないと、とんでもないことになります。
なので、私、自身の解説をつけています。
 
「語り尽くすことはできないので、あとは本を読んで、ご自分で咀嚼してください。」というお言葉で、お話会を締めくくられました。
 
征さんのお話会の帰りの車の中で、サンタビレッジのTさんと、語り合いました。
 
「征さんは、元々、環境破壊で、もう地球には住めなくなるとおっしゃっていました。
 それが分かっているのに、地球の未来はどうなるか、そのビジョンについて、はっきりとした話をされない。」
と、Tさんがおっしゃいます。私は、次のように、思い答えました。
 
「それは、一人一人の問題で、それぞれが答えを出さなくてはいけないことなのでしょう。」
 
そして、その問題を解決するカギは、次の言葉であると思いました。
 
人本来の姿とは、素直で、優しく、思いやりのあることです。
それは、誰でもできるが、出来そうで、出来ないことでもあります。
この「素直で、優しく、思いやりのある」人を目指しましょう、ということで、Tさんと、意見が一致しました。
 
思い返すと、思いやりがない、不用意な発言をして、たまに、Tさんに指摘されることがあります。Tさんには、ほんとに感謝です。
このブログは、かなり用意周到に書いているつもりですが、日常生活では、無意識的に、優しくない、思いやりのないことをしていることがある、という問題に、今更ながら、気付いたのです。
この「人本来の姿に戻る」ために、「素直で、優しく、思いやりのあるという、誰でもできるが、出来そうで、出来ないこと」を、意識的にやっていこうと、心に決めました。