先日、Yさんと、立ち話で、話し込んでしまいました。
丁度、2年前、2017年のことでしたが、Yさんが、最低賃金を下回る、非常に安い手当で、仕事をしていることを知って驚きました。
さらに、立ち退きを要求されていることも知りました。
その時、「生活保護を受けることが一番の解決策だ。」と言ったら、彼は、「同居の母親に、年金収入があるので、無理だ。」と答えました。
そこで、弁護士に相談することを薦めました。
彼の置かれている労働環境を、ワープロで説明した文書を持参して、一緒に、弁護士に会いに行きました。
弁護士の先生は、かなりいいことを言ってくれていたのですが、相手の態度のこともあって、話はなかなか進みませんでした。
それから、1年ほどして、同居の母親が倒れて、病院に入院しました。
そうこうしているうちに、急にこの1,2か月で、話が進展して、母親が別居したことが要因で、生活保護を受けられることになりました。
母親は病院や施設で介護を受けつつ、彼は彼で、生活保護を受けて、新しい借家に引っ越しができることになったのです。
彼は、生活保護というセーフティネットに、救われたのでした。
その結論を聞いて、とても良かったと思いました。
弁護士を頼んで、争うこともなく、幸せを掴むことができました。
2年前の最初の頃、この問題について、話をすると、彼は、よくいきり立って、感情をむき出しにして、怒ることが多かったのですが、最近、彼は明らかに、丸くなりました。
自分が感情に突き動かされて、怒りだしてしまう欠点に、気づいたのです。この頃は、冷静になって、大人の対応が出来るようになったのでした。
「彼が自分の感情を抑えることができるようになったので、お神が働いて、急に話が良い方向に進展したのだなぁ」と、私は思いました。
「この間、人生修行という話をしたけれど、Yさんは合格したね。」と私は言いました。
「どうですかね。」と、彼は答えます。
「2年前は、全く将来が見えなくて大変だったじゃない。その時と比べたら、生活保護を受けれらるようになって、将来に心配がなくなったじゃない。」と、私がいうと、
「そうですね。」と、静かに答えます。
Yさんは、アセンションのことが全くわかりません。所謂、ライトワーカーではないです。
ただ、神社の掃除を、母親から引き継いで、10年以上、土曜日曜も休まず、毎日毎日、朝早くから、参拝者のために、境内を掃き続けてきました。
ただ、神社の掃除を、母親から引き継いで、10年以上、土曜日曜も休まず、毎日毎日、朝早くから、参拝者のために、境内を掃き続けてきました。
ある参拝者からの「社務所に住まわされてもらっているのだから、掃除するのは当たり前だ。」という心無い言葉に、反応して、感情的になるところがありましたが、彼はそれにも冷静に対処できるようになりました。
その行いを、お神が良しとして、受け取ることになったのだと思います。