以前、このブログで取り上げた、山田征さんのご本「光の帯となって」の中にも、「幽体離脱」についてのお話が載っています。
昨日の「幽体離脱 その1」を書いているうちに、偶然、見つけました。
この「光の帯となって」は、2018/12/25 に、ナチュラルスピリットという出版社から、新たに新装再版されました。
私は、約30年前に、このご本と出合うことができました。以下、旧版から引用させていただきます。
「光の帯となって」(一九九一年八月十日 初版) P.221~P222
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 次元とは何ですか。次元とは、すべて同時に存在するものです。しかし、すでに何回も述べていますように、その次元の周波に合わないものはキャッチし得ません。あなたは今しがた、肉体的には地上に在りながら、その魂の波動の上で私達のがわの者で在ったと言うことです。
 今までは、いわば幽体離脱と言う形をとることで肉体を地上に置き、その意識体のみがその肉体を離れてこの大きな宇宙の拡がりの中に浮上していくという現象がなされてまいりました。また宇宙そのものの拡がりと同化してしまうと言ったことも、よく人々の体験することでありましょう。そのようにして、宇宙はすべて自分であると言ったことを体験したり、かいま見たりする瞬間があるのです。ですから、この世に在るすべての物は”私自身です”と言った言い方を、あなた自身も他の方から何回も聞いているはずですね。
 あなた(征さん)はそのような体験は何もしていません。しかし、今私達があなたの中で行おうとしていることは、そう言うことではないのです。おそらくは今までの人としての記録の中には記されていないようなことがらをなそうとしています。それはあまりにも平凡で、あまりにもごくあたりまえになされることがらでありますから、あなたにも、他の人々にも、しかとはその意味が捉えきれないかもしれません。
 私達がまるであなた自身となってその肉体を動かして行うことと同じことを、その精神の上にてもなしていこうとしているのです。
 今日はこの位と致します。またゆっくりとお話致しましょう。   いえす
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以上です。
いつも、山田征さんのご本のメッセージから、清々しい波動を感じます。
この冒頭の次元についての文章は、あまりに平易に、次元というものの本質を言い表しているのに、驚かされました。
 次元とは何ですか。次元とは、すべて同時に存在するものです。しかし、すでに何回も述べていますように、その次元の周波に合わないものはキャッチし得ません。あなたは今しがた、肉体的には地上に在りながら、その魂の波動の上で私達のがわの者で在ったと言うことです。

三次元、四次元、五次元、六次元、七次元、八次元、九次元という異なる次元の空間(世界)は、この地球を中心として、その周りに同心円の球体として、同時に存在しています。
それぞれの次元の世界には、波動、つまり周波数の違いがあるだけです。
私達が、自分の心の周波数(波動)を上げることで、それぞれの異なる次元に、行く(同調する)ことができます。それは、例えば、FMラジオが周波数のメモリを変えることによって、違う放送局の放送を受信するのに似ています。
つまり、心の周波数(波動)の針を、その次元の周波数に合せられなければ、その次元をキャッチすることができないのです。
征さんは、自動書記をしている間、いえすさんたちと同じ波動の次元に、存在していたわけです。

これまで、肉体をこの物理次元(三次元)に残して、意識体を、その周波数に合う世界に、上昇させることで、幽体離脱の現象がなされてきました。
しかし、このような体験を、山田征さんは、体験されたことはありませんでした。

いえすさんは、そのようなありふれた幽体離脱の現象を、征さんに起そうとしているのではないと、驚くようなことをおっしゃいます。
あの世(次元の異なる世界)の意識体(天使)がそのままの意識で、肉体を支配して、行動できるような姿に、人を変えていくことを、意味しています。
つまり、普通の人間は、10%表面意識のみで、肉体と一体化しています。
しかし、その人の残り90%の潜在意識を含めた100%の意識持ちながら、肉体と一体となり存在できるように、人間自体を変えていこうというのです。
このことを、いえすさんは、次のように、おっしゃいます。

それはあまりにも平凡で、あまりにもごくあたりまえになされることがらでありますから、あなたにも、他の人々にも、しかとはその意味が捉えきれないかもしれません。
私は、この100%の意識を持つ肉体人間に、生まれかわることが、いわゆる「アセンション」に他ならないと思うのです。
私たちは、アセンションのプロセスにおいて、意識していないうちに、少しずつ心の波動(波長)を上げながら、表面意識のレベルを、10%から徐々に、15%、20%と上げていっているのではないかと思えるのです。
それが、真の覚醒ではないかと思います。