先日、あるご年配の女性と、ランチをご一緒させていただきました。
彼女とは、GLA関西本部 名古屋支部のご縁で、今年(2019年)の夏に、初めてお会いしました。
GLA関西本部の壇上

GLA関西本部の壇上

彼女は、40年以上前に、高橋信次先生のご著書に出会われて、是非、信次先生にお会いしたいと思われたそうなのですが、既に、あの世に昇天された後で、直接、お目にかかることができなかったそうです。
 
そのため、信次先生に直接お会いしている私に対して、非常に興味を持ち、是非、会ってみたいと思われたそうです。
「あなたは、高橋信次先生に、お会い出来て良かったねえ。私は、直接、お会いできなくて、とても残念だった。」
と、さも悔しそうに、おっしゃいました。私は、次のように、お答えしました。
「信次先生の説法を聞いて、数多くの人たちが帰依されましたが、40年も経ってしまうと、教えから離れてしまう人も多いですよ。
 直接お会いするということ自体に、意味があるわけではなく、その教えを実践することが重要なのだと思います。
 お会いできたのも、お会いできなかったのも、ご縁です。」
 
私には、彼女が 信次先生が説かれた正法を、40年以上の歳月を経ても、護持されていることこそが、素晴らしいと思うのです。
 
そういう彼女と会話をしていると、何故か不思議に、とても話が合って、楽しいのです。
信次先生が昇天された後、彼女は、信次先生のお弟子さんで、有名な宗教家のA先生と親しくなられました。
そのA先生は、しばしば、名古屋に来られて、ご講演をされたそうです。
 
その時は、必ずと言ってよいほど、彼女のご自宅に立ち寄られたとのことでした。
ごく普通の家なのですが、A先生は、「あなたの家が、一番、心が落ち着く。」と、いつもおっしゃっておられたそうです。
彼女の「正法」についての知識は、A先生から、学んだところが大きいようです。
 
彼女は、私と話をすると、「言いたいことが、自由に言えるのがよい。」とおっしゃいます。
先月(2019年10月)の関西本部の集会に、一緒に参加させていただいたのですが、その2,3日後に、彼女から、電話をいただきました。そして、次のように、率直に、語られました。
 
「先日は、お世話になりました。
ゆっくりお話がしたいので、ランチを一緒にしませんか?
あなたは、私の悪いところを、はっきりと指摘してくれた。
周りの人は遠慮して、なかなか、私の欠点を言ってくれない。
自分の息子のことを、過小評価していたが、あなたは、『老いては、子に従えという諺のように、息子さんをもっと信頼してください。』と言ってくれた。
そのお陰で、すごく反省した。」
 
そのお誘いに乗って、ランチとコーヒーを一緒にしながら、2,3時間、いろいろ語り合うことができました。
 
こういう場合は、必ず、過去世において、深いご縁があるのです。
彼女は、信次先生、A先生、そして、私とも、尋常ではない強いご縁があるのを感じます。
私自身、今年(2019年)は、GLA関西本部に出会ったことによって、数多くの様々な方たちと、良いご縁を結ぶことができました。
お互いに「正法」を学びあう仲間のことを、「法友」といいます。
「法友」は、お互いに学びあい、成長を助け合う、良き友人であります。
こうした「法友」を、一人でも、二人でも、持つことができれば、人生はそれだけで、楽しく有意義になります。
このようなご縁を大切にして、「正法」を共に実践する仲間と、楽しくお付き合いしていけることが、私にとって大きな幸せです。