先日、友人と話をしていたところ、慰安婦問題が、テーマとなりました。
あいちトリエンナーレ慰安婦像

あいちトリエンナーレ2019に展示された慰安婦像

この話は、日本と韓国の間で、未だに解決しない政治問題になっています。
私は、この問題が、気になって仕方がありません。何とか、解決されることを願っているのですが、道のりは遠そうです。
 
この私自身の心配というか、こだわりは、私自身の心の闇であり、ネガティブな感情であると感じています。
大変申し訳ないですが、今回は、私の心のネガティブな面をシェアさせてください。
 
慰安婦問題の事の始まりは、1983年に、朝日新聞が吉田清治氏の証言によって、「済州島で、旧日本軍が一般女性を、慰安婦として強制連行を行った。」という記事を掲載したことです。
 
1992年に、宮沢首相が、「軍の関与」を認めて謝罪をしたことで、慰安婦の強制連行が既成事実となりました。
 
その後、2014年、朝日新聞は慰安婦報道に関する検証を行い、吉田氏関連の16本の記事を取り消しました。
 
しかしながら、歴代の内閣が、慰安婦問題に、反省を表明してきたにも拘らず、この朝日新聞の記事の取り消しでは、問題の収拾には至ってはいません。
 
昨年、名古屋市美術館で、「あいちトリエンナーレ2019」というイベントで、慰安婦を思わせる像が展示され、昭和天皇の写真を燃やすビデオの上映が行われました。
 
この件で、あいちトリエンナーレ2019」を実施するため、2億円を拠出していた名古屋市の河村市長は、こうした内容について、予め聞いていなかったとして、抗議をしたところ、大村愛知県知事がそれに反発するという事態が起きました。
 
河村市長は、昭和天皇の写真を燃やす展示に抗議をしたのですが、NHKはそのことには一切触れずに、あたかも、河村市長が慰安婦像の展示に抗議して、市長に非があるかのような印象を与える報道をしていました。
 
一般の人たちが、この報道を見たら、河村市長が悪者に見えてしまいます。
特に、河村市長は、南京大虐殺は、フィクションであると発言した経歴があるので。
 
このように、マスコミが韓国や中国寄りの報道を続けているため、心優しい多くの日本人は、慰安婦問題も、南京大虐殺も既成事実として受け取っています。
 
慰安婦問題や、南京大虐殺を、フィクションであると否定すると、右翼のレッテルを張られてしまい、冷静な議論が出来なくなるといっても、過言ではないでしょう。
 
南京大虐殺も、靖国神社公式参拝の問題も、毛沢東や周恩来は、全く問題にはしませんでした。
私は、この政治問題は、鄧小平によって、始められた、日本に対する謀略だと思っています。
 
実は、NHKや民放は、「日中記者交換協定」によって、一種の偏った報道をしています。
私は、「日中記者交換協定」の存在を知ったため、テレビ・新聞離れが起きました。
一方、多くの日本国民は、NHKや民放の報道を、信じて疑わない人たちが、まだまだ多数派だと思います。
 
昨年、2019年6月に、韓国で「反日種族主義」(李栄薫・編著)が出版されて、韓国側からも、慰安婦問題を疑問視する見解が、出されるようになりました。
この本は、日本語訳が出版されて、日韓両国で、ベストセラーになっています。
インターネットが普及したお陰で、「反日種族主義」のような本が、知られるようになり、売れるようになりました。
 
ところで、日本のマスコミが、隣国に配慮(忖度)する報道を続ける一方、インターネットでは、日本ではなかなか報道されないニュースを、ユーチューバーが発信しています。
そのことが、日本人のテレビ・新聞離れに、拍車をかけることになると思います。
 

現在、大騒ぎになっている中国のコロナウィルスの問題は、昨年の11月に、あるユーチューバーが、「中国で話題の「肺ペスト」って何?」(2019/11/20公開)という動画で取り上げ、既に、その問題を指摘していました。

ユーチューバーは、この動画で、中国政府は、肺ペストについて、隠蔽せずに、もっと積極的な対策を講じるべきではないかと、苦言を呈していました。
そのユーチューバーは、自分の記事が不適切として、削除されるのが悩みの種だと話しています。

このようなことがあると、テレビや新聞より、インターネットを信頼する人が増えて、結果として、テレビや新聞は、広告収入が徐々に減っていき、存続が難しくなっていく可能性があります。
長期的に見て、マスコミが衰退して、影響力が弱くなり、相対的に、インターネットの影響力が強くなることで、今まで、報道されにくかった不都合な真実が、徐々に、世間に広がるようになるでしょう。
そうなって始めて、慰安婦問題や、南京大虐殺について、日本人は公平な認識が持てるようになるのかもしれません。
慰安婦問題は、時間が解決してくれるのを、待つことにします。