今日8月8日は、ライオンズ・ゲートの日です。
8月8日の意味は、この日をピークとして、宇宙に向って、地球の霊的な扉が開かれると言われています。
スピリチュアルな観点から、少し外れるように思われるかもしれませんが、時事問題を取り上げさせていただきます。
昨今、日本の尖閣諸島周辺で、中国の多数の漁船と公船が領海侵犯をしている事実を、皆さまはご存じのことと思います。
そのことに対して、日本とアメリカが、毅然とした態度で、臨むことになったようです。
米国、ついに尖閣防衛に積極関与へ「日米統合機動展開部隊」常設構想が急浮上 2020.8.5(水)
この記事を読んで、正直なところ、これで中国と日本の戦争は、何とか避けられるのではないかと思ったからです。
この「日米統合機動展開部隊」が創設されることで、中国は尖閣諸島に軍事的な行動を、非常に起こしにくくなりました。
中国が、「日米統合機動展開部隊」を攻撃することは、アメリカとの全面戦争を意味することになるので、流石に、中国も、今、そのような行動をとることはないでしょう。
こうした「日米統合機動展開部隊」構想が持ち上がった事情は、アメリカが自国以外の領土問題に介入することを避けてきた政策を、一変させたことによるものです。
おそらく、その背景には、日本政府(防衛省、外務省)によるアメリカに対する外交上の説得工作があり、それが功を奏したということだと思います。
河野防衛相は、8月4日、会見で、尖閣諸島の中国公船に対して、「自衛隊も必要なら行動をとる」2020.8.4(火)と発言しました。
その際、「手の内は明かさない」とおっしゃったのですが、手の内の一つが「日米統合機動展開部隊」構想だと思います。
中国は、8月16日から、中国漁船大挙侵入を予告しています。
それだけでなく、「日本に止める資格ない」2020.8.2(日)と主張しています。
このような尖閣諸島に対する中国の露骨な領海侵犯のエスカレートに対して、日米両国が足並みを揃えて、そのような行動は断固許さないと、明確なメッセージを送ったことに、非常に大きな意義があると思います。
その結果、中国は8月16日以降に、計画している尖閣領域での「中国漁船大挙侵入」は、実施しづらいといえましょう。
更に、中国は、台湾海峡、南沙諸島での軍事行動も、起こしにくくなるでしょう。
ここで、中国の軍事行動を阻止できれば、それは世界戦争を回避するタイムラインが、見えてくることになります。
アメリカが中国に出しているもう一つのメッセージがあります。
1971年に、当時のニクソン・アメリカ大統領が、中華人民共和国と国交を持つことを発表しました。
ポンペオ国務長官は、その逆で、「台湾を国家として、正式に承認して、中国との国交を断絶する」シナリオを、ほのめかしています。
「米ポンペオ国務長官、演説で中国との対決姿勢を鮮明に」2020.7.23(木)
そして、対事実上の中国包囲網であるファイブ・アイズに、日本が加入を検討しているという話があります。
「情報協定ファイブ・アイズに日本加盟を 河野太郎防衛相と英議員が有効性を主張」2020.7.30(木)
※ ファイブ・アイズとは、アメリカ、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5か国で結成されている。
今、アメリカが台湾を承認して、中国と国交断絶するような行動をとれば、おそらく、アメリカ以外のファイブ・アイズの諸国と日本は、同一歩調をとることでしょう。
もし、日本が、台湾を承認して、中国と国交断絶することになれば、ニクソンショック以上の激震が、日本に走ることになるでしょう。
この種の情報を、NHKを始め、多くの日本のマスコミは、一切、報道していません。
日中記者協定(日中双方の新聞記者交換に関するメモ)の存在により、日本の殆んどのマスコミは、中国に対して忖度をし続けてきました。そのツケが、回ってくることになるでしょう。