昨日(9/12)は、「母に対する内観」を公開させていただきました。
今日は、離婚について、内観して分かったことについて、書かせていただきます。
内観で調べる対象は、すべて人に対してなので、離婚に対する内観というものはありません。
離婚について調べたわけではないのですが、別れた妻とその母について、分かったことをまとめます。
10年間の結婚生活で、3人の子供ができたのですが、離婚時にすべて、妻側に引き取られました。
別れてから10年以上経った、2006年のことです。長男が夜逃げをして、私家に戻ってきました。
その翌年、残りの2人の子供たちも戻ったため、母を合わせて、5人の生活になりました。
すべての子供たちと、普通の父と子の関係を取り戻すことができました。
元の妻の家とは、残念なことですが、未だに、コンタクトがありません。
10年の結婚生活を、内観で振り返った時、非常に辛いものがありました。
はらわたが煮えくり返るという言葉があります。それに近い感じなのですが、深い悲しみや無念の気持ちで、胸がざわざわとする感覚に襲われました。
離婚に至った一番の原因は、姑だったおばあちゃんが、孫娘を溺愛しすぎて、娘がなくてはならない状態になってしまったことでした。
いつまでも、自分の手元に、孫を置いておきたいがために、夫婦を「離婚させた。」のでした。
「離婚をさせた。」という言葉は、最近、娘から聞きました。
私は、長い間、この姑さんについて、「彼女は心の病だから、相手にしてもしょうがない。可哀そうな人だ。」と、ずっと思ってきました。
それが、父の内観をしているうちに、父が若いころ、病気がちで、自分自身の子供たちを、あまり可愛がることができなかった代わりに、甥っ子を猫っ可愛がりをしていたことを思い出しました。
そして、その姑さんも、おそらく、父と同じような境遇にあったのだと気付きました。。
「ああ、そうか。彼女も、自分が結婚したばかりのころ、非常に厳しい、夫の両親と同居していたがため、子供を自由に可愛がることができなかったのだ。だから、あれほど、孫娘に夢中になり、手放すことができなくなってしまったのだ。」
内観によって、そのおばあちゃんの心の問題に、気付くことができたのでした。
彼女が娘夫婦を「離婚させた。」理由が見えてきて、彼女を理解することができたのでした。
「心の病になって、どうにもならない人」というイメージが崩れて、「哀れな境遇の人。私にとって、悪役になってくれた人。」という見方に変わりました。
ようやく、受け入れて、許すという気持ちになる事が出来ました。
ようやく、受け入れて、許すという気持ちになる事が出来ました。