古くから使っているドメインを別のレンタルサーバーで使えるかどうか、という問題について、お話しいたします。

ドメインの所有者であれば、ドメインを移管をすることで、サーバーの引越(切替)をすることができます。ドメインを移管することと、サーバーの引越(切替)をするという概念は、混同しやすいので少し整理をいたします。

ドメインの移管とは、そのドメインのネームサーバーを変えることに他なりません。

あるプロバイダのレンタルサーバーから、別のプロバイダのレンタルサーバーに引越(切替)をするためには、ドメインの移管が必要になります。

引越先のサーバーに、新たなWebサイトを用意しておき、ドメインを移管するとい手続きを行うことで、サイトの引越を行うことができます。

【ドメインの移管とサーバーの引越(切替)の概念図】

ドメインの移管とサーバーの引越(切替)

 

ドメインは、それぞれドメイン情報を持っています。JPドメインの情報は、JPRS(Japan Registry sevices, 株式会社日本レジストリサービス)で管理していて、JPRSのWhoisページでドメイン情報を確認することができます。このドメイン情報のネームサーバーを書き換えることが、ドメインの移管をすることといっても良いです。

ドメイン情報のネームサーバーを書き換えるためには、プロバイダ(レジストラー)に依頼をして、所定の手続きを行う必要があります。

ネームサーバー(DNS, Domain name server)とは、サーバー名を、IPアドレスの変換する機能を持ったサーバーのことをいいます。
パソコンや、スマートフォンは、DNS(ネームサーバー)に、www.happynet.ne.jp というサーバー名のIPアドレスは、何ですか?という質問をします。
この質問に、IPアドレスを回答するのが、DNSの役割です。
IPアドレスとは、インターネットの中で、サーバーが持つアドレス(例、192.168.1.1 IPv4)で、サーバーの住所(番地)といっていいです。

仮に、www.happynet.ne.jp というサーバーがあるとします。この www.happynet.ne.jp の住所IPアドレスを、223.29.45.131 とします。

DNS は、www.happynet.ne.jp のIPアドレスは、223.29.45.131 であると回答します。
パソコンや、スマートフォンは、223.29.45.131 というIPアドレスのサーバーにアクセスして、そのサーバーのホームページを表示します。

以上のような仕組みによって、サーバーの引越(切替)をすることができます。