毎月、28日に、黒川家之祈りを、執り行わせていただいております。お祈りの日が近づいてくると、一つ気になることがあります。

日の照らしている空と雲

それは、お祈りの時に、太陽が顔をのぞかせてくれるかどうか?ということです。ついつい、スマホで、天気予報を確認してしまいます。

毎月28日に黒川家で行うお祈りは、松川晃月師がこの世を去る直前に、授けてくださったお祈りです。
2015年12月28日に、初めて黒川家之祈りがなされ、十三神之祈りが始まりました。
晃月は、そのわずか1か月後の2016年1月25日に、息を引き取った(神元へ出直した)のです。

私は、晃月を通じて、お神と、毎月28日にお祈りをする約束をしたと思っています。
そのため、28日は、自分にとっての聖なる日、特別な日なのです。

祈りが始まって、もう2年の月日がたちました。

天気とは、天の気のことで、神様のご機嫌を表わすと教えていただきました。
もし、お祈りの日に、台風のような猛烈な横殴りの雨が降るようであれば、お神はその祈りの斎主(その祈りの責任者)に対して、強い警告を与えていることになり、深刻に反省をする必要があります。

お祈りの時間、祈りが終わった時に、空が晴れ渡り、お日様が顔を出してくれたら、その祈りは、お神の受け取るところとなった、つまり、お神がお喜びになっているということなのです。

つまり、お祈りの日の天気で、卦を占うことができるのです。

2015年12月28日の初発の祈りから、現在までに、雨が2回降ったことを記憶しています。
その雨が、しとしとと降る雨、しめやかに降る細かい雨であれば、その雨は良いお清めになります。
つまり、お神に祓い清めを、いただいたと受け取るのです。晃月は、そんな時、「お清めや」とよく言っていました。
幸いにも、その2回は、お清めの雨でした。

お祈りの後の天気が、晴れわたるように、パッと日が射すようなことも、よくあります。
そんな時、心からよかったと思えるのです。

お祈りの日に、台風が来ても、自分の家を避けて行ってくれたようなとき、被災にあった方々には、大変申し訳ないのですが、ありがたいと思えるのです。

台風が去った後の日の出
晃月は巡教で、名古屋に、しばしばお祈りに来られていました。そうしたお祈りに、よく参加していました。

お祈りが終わるころ、ガラスの入った障子に、日が射すと、晃月はホッとしたように、安どの表情を浮かべていました。その時は、あまり強く感じることは、なかったのですが、自分自身が黒川家之祈りの斎主として祈るようになると、良い天の気をいただくときは、本当にホッとするのです。

「このひと月も、お神の想いに添って生きられた。」と、ありがたく思えるのです。