先日、NHKの「チコちゃんに叱られる」で、小惑星探査機「はやぶさ」の使命は、地球がどの様な物質から誕生したかを調査に行くことであったと知りました。
46億年前、誕生したばかりの地球は火の玉でした。そして、水とアミノ酸があらわれて、現在の地球になったそうです。
そして、番組の中で、地球の生命の元となったアミノ酸は、地球外からもたらされた可能性があると、科学者の方がおっしゃっておられました。京都の緑

このブログは、「天の岩戸開き」のお話の続きになります。
奥社(おくしゃ)でタジカラオノ命の神事を執り行った山田征さんたち一行は、奥社を後にします。
そこで、出発時に見つけた蝉の幼虫が、成虫に孵(かえ)ったことを発見しました。

「吹く風もまた私である」 P.284 – 285 あたらしい緑、あたらしい生命、緑の蝉のお話
↓===============================================↓
 さて、私達はその奥社での奇妙な体験のあと、お互いにそのことにはあまり触れないままに、先程出掛ける前にお茶をいただいた林の中へと戻ってまいりました。
“そうだ、あのさっきの蝉はどうなったのかしら? もう生まれたかな?”急にそのことが気になり、思わず小走りにさきほどのドロつき蝉の幼虫を移した若木のところまでとんでいきました。
 そうですね、私が移した全く同じところには居ないで、ほんの少しばかり高めのところに動いたらしく、そこにもう空っぽになった軽々とした抜けガラはありました。
“あ、生まれたんだ!!”ドキッとしました。それはまるであの美しいカラーアニメーション、風の谷のナウシカの中に出てくるオームの幼虫の誕生とその抜けガラのような思いがしたからなのです。
 でも、その生れたセミはどこ? と思いました。私はそれまでほんとに生れたての蝉が真緑、美しく明るい緑色をしているなんて全く知りませんでした。ですから、あのよく見慣れたコゲ茶の蝉を一生懸命さがしたのです。でもそれらしい姿は全然みあたらず、もうどこかに飛んでいってしまったんだわ……となかばあきらめかけた頃、やっとみつけたのです。
 それはほんとに美しい姿でした。空っぽになったカラのすぐ近くに、それはそれは美しい若緑の姿で。そうです、あの逞しいコゲ茶の蝉からは全く想像もつかない、美しくやさしい緑の生命体がすんなりそこにあったのです。
“あ、緑の生命だ!!そうだ、これがあの時の”あたらしいみどり”の意味だったのだわ!”と咄嗟に思いました。
↑===============================================↑

征さんが思い出した出来ごととは、その年の二月に出会った、奈良県吉野山の奥にあるお宮の若い神主さんとの会話でした。

「吹く風もまた私である」P.287 – 289 あたらしい緑、あたらしい生命、緑の蝉のお話
↓===============================================↓
 話を少し前に戻しますが、私はその年(1990年)の二月十一日、大変思いがけなく、急に奈良県吉野山の奥にありますあるお宮に行く機会がありました。
……(中略)
 さて、いま私がちゃんと書くことの出来ない(書いているとまたとんでもなく長くなってしまうからです)話をなぜひっぱり出したかと言いますと、その時、一連の出来ごとが全て終わったあと、今度は例の白衣の神主さんとの禅問答ならぬ一問一答があったからなのです。
「改めてお尋ねしたいことがございます」とそれこそすっかり居まいを正して、若い神主さんの小野田さんが私の前に幣を奉げて正座致しました。私の方もピンとして、居ずまいを正しました。
「なんでしょう。何なりとおたずねください」
 いつのまにか私はチェンジ、つまり、私ではない私へと変わっていきました。それにしても変なこと質問してこなければいいけど……と当の私自身は考えているのです。
「それでは、まず初めにおたずね致します」と彼は例のおヘラのおばけのようなご幣をうやうやしく両の手で捧げ、顔面から頭上へすべらすように、つまり深々と頭(こうべ)をたれたのでした。
「おたずね致します。まず、地球の色は……」と彼です。
“え? 地球の色? だって地球の色は青かったってアメリカの宇宙飛行士は言ったじゃない……”と私は心の中で思いました。ところが口の方は、「緑です」なんてすまして答えているのです。
「ハハァーッ。それでは再びおたずね致します」
 まだ続けるつもりらしいのです。
「どうぞ」
「あたらしき緑とは……」
“え、あたらしき緑? なんだろう……”と私、「わかりました。それではあなたの見解を先に述べなさい」”やったあ!!よし、これで私が答えなくてもすんだぞ……”内心ほっとしました。だってこんな神さまの前で変なことしゃべったら大変です。
「はい、私は、”あたらしき緑”とは、”あたらしき生命(いのち)と存じます”」
“なるほど、あたらしき緑とはあたらしき生命か……”と思う間もなく、「そうです、新しき緑とは、新しき生命のことなのです。そうです、あなた方の住むこの地球と言います小さな緑の星は、そのような新しき緑の生命に満ち溢れたとても美しい星であると言えるのです。そのような生命とは何に由来するものでありましょうか。この宇宙、この大蒼の中のひとつの星地球は、水の惑星としての位置づけがありましょう。この大蒼にこの小さな星が生まれました時には、まだその”水”と言いますものはありませんでした。まだ赤々と燃えさかる火の玉のような星そのものでした。その火の玉のような星が水と言いますものを抱えますまでには、もちろんあなた方のその時間と言います概念の中ではなかなかうまく捉えることの出来ないほどの、長い”時”を要しましたことは言うまでもないことです。長い長い時の流れ、経過の中で、新しい生命の芽生えはありました。そうです、新しき生命の芽生えとは何でありましょうか……。そうです、いずれの日にかあなた方は、今日この日のように、このようにしとど降る雨の日のことをとても懐かしく思い出す日があるはずなのです……」
 もちろん話はこんなものではありませんでした。もっともっといろいろなこと、そうなのです、この地球がこの大蒼の中でも特に水の惑星と呼ばれる星であることの由来ですとか、これから先の宇宙全体、いえとりあえずは地球の上に起きてまいりますさまざまな気象的な変化、それに伴いまして必然的に変わらざるを得ないさまざまな出来ごと、地球環境のことなど、延々約三十分ほど語りきかせるといった出来事がありました。
↑===============================================↑

この会話の中で、「私ではない私」の征さんは、あたらしき緑とは? 新しい生命のことであって、緑の星である、この地球が、長い長い時間をかけて、水が生まれて、新しき緑の生命に満ち溢れたとても美しい星になったことを語ります。
そして、これから先の宇宙全体、いえとりあえずは地球の上に起きてまいりますさまざまな気象的な変化、それに伴いまして必然的に変わらざるを得ないさまざまな出来ごと、地球環境のことを語りました。

上の言葉で、地球の上で起きる変化が、先に宇宙全体に広がっていくことを、さりげなく語っているのです。
これは、5次元の自分へアクセス その2」(2018年9月7日 アデル・アリニを通して~父なる神からのメッセージ~)に出てくる、次のメッセージに、つながっていると思いました。

「宇宙における主要なエネルギーの連結部分の一つとしての地球が行く方向というのは、あなたの太陽系、銀河、そして宇宙のほとんどの部分は、その後をついていきます。」
「そして、人類の進化レベルが全体として5次元以上に達した時、あなたは同じようなアセンションの過程を遂行中のその他の文明の手助けをする様お願いされます。」
「あなたは、絶対にできないと思われていた事をやり遂げた人種として、多次元宇宙中で知られています。あなたの勇気、勇敢さ、屈強さこそが:『惑星アセンション』というプロジェクトを間もなく完成させるのです。そしてあなたの成功が、この宇宙中の他の惑星でこれから展開するであろう、同じようなドラマ/劇の基礎となります。」
スタンディング オベーション
つまり、「惑星アセンション」を果たす(果たした)私たち人類は、その多大な努力に対して、拍手喝さい、スタンディングオベーションをもって、讃えられるそうなのです。
そして、少し気が遠くなるようなお話ですが、この「惑星アセンション」を、この先、宇宙中の他の惑星で、展開していくことになるようです。
30年も前から、地球が「惑星アセンション」に成功したときに、そのあとでどのように物語が、続いていくのか、決まっていた、計画されていたとは……。びっくりです。
アセンションの先には、輝かしい地球人類の栄光が待っていると信じて、進んで行きましょう。