先日、友人と話しをしました。
彼は、「鬱ではないかと思うけれど、自分で鬱だと気付けるのは、本当の鬱ではないということだと思う。」と、おっしゃいました。精神的に、かなりお疲れのようです。
傍から見ていて、鬱と言われれば、そうかもしれないと思いました。
しかし、仏教でいう煩悩がいろいろあり、それが心の中をいっぱいに占めているのが分かります。
そのため、仕事が忙しいこともあり、心が休まる暇がないのだと、見受けられました。
明らかに、ブログ「二極化する世界」でいうところの、「悲しみと困難な世界」を選択されています。結構、どっぷり浸かってしまっています。
三次元世界の物事に、執着していることに、ご本人は全く気づいていません。
そのこだわりを、すべて、手放してしまえば、心は軽くなり、悩みから解放されるでしょう。
今年(2019年)の8月14日に、ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が、約800ドルの大幅な下落をしました。
さらに、8月26日にも、約600ドルも、株価が暴落して、あたかも、大恐慌が起きる兆しを見せています。
私は、この際、彼が所有している株式の全てを一旦手放して、現金化したらいいのではないかと、薦めてみました。
大恐慌が来るかもしれないと、心で心配しながら、株価の推移、上がったり、下がったりに、一喜一憂していたら、それこそ、精神的に参ってしまいます。
彼には、かなりの金融資産があります。
この際、すべて手放して、現金化したお金で、奥さんと旅行にでも出かけた方が、よほど、心が楽になると思うのです。
そのような選択が、ブログ「二極化する世界」でいう「ハッピーで穏やかな世界」を選択することだと思うのです。
私が意見をするのは、少々お節介です。彼は、「それは、自分のポリシーに反する。」とおっしゃって、手放す様子はありません。
彼のいうことは、とてもよく理解できます。
彼は、自宅の他にも、別宅を所有しています。
子供さんも、自立しているのため、もう老後の資金に、困るようなことはないと思います。
それにも関わらず、少しでも収益を上げたいという欲が、見えてしまいます。