7泊8日の集中内観研修の体験を通して、良かったと思うことは、食事のことです。

北陸内観研修所の夕食

食事の量は、腹八分め程度でした。
間食は一切ありません。
 
朝、午前5時に、放送が鳴って、起床して身支度をします。
そして、自分の部屋と分担された場所の掃除をします。
20分程度の掃除が終わると、衝立の中に入って、内観をしながら、朝一番の面接者を待ちます。
面接後、朝食が運ばれます。
 
基本的に、食事とお風呂の時間を除いて、だいたい1時間毎に1回、面接者が回ってこられます。
 
食事は、毎日、決まった時間に、朝食は午前6時半ころ、昼食は午前11時半ころ、夕食は午後5時半ころに、運ばれます。
お風呂は、午後3時ころに、全員の内観者が順番に入ります。
 
運ばれたお膳を、自分で半畳の衝立の中に持ち込んで、いただきます。
 
内観の合間を見て、少し散歩することは、問題ないですが、朝午前5時の起床から、午後9時の就寝まで、食事、お風呂、トイレ以外は、内観に集中します。
食事と一緒に、内観のCDを渡されますので、食事中も、ヘッドホンで、内観の受け答え、講演等のCDを聞きます。
 
自宅で摂っていた食事より、量が少なく、お菓子・果物・ジュースなどの間食がない生活でした。
一週間の内観が終わったころには、ズボンのベルトの穴が、一つ分くらい、細くなったように感じました。
これで、朝一番で、ジョギングをしていたら、ダイエットができたかもしれません。
 
腹八分めで、間食をしない生活を、一週間、通常通り、続けられたことで、それほど食べなくても、生活できるという自信がつきました。
内観中は、あまり食べたいとは思いませんでした。
 
このような生活は、内観から自宅に戻って、一週間ほど経った今でも、内観前と食事の量は、それほど変わっていませんが、間食は止めました。
 
その結果、いつもなら、午後2時ころに眠くなり、ウトウトしているうちに、1時間ほど寝てしまうことがあったのですが、今は、昼寝をしなくなりました。
 
これも、集中内観を行ったお陰で、体験できた成果です。
 
一般に、ダイエットが目的で、食事を減らすことが多いと思います。
ダイエットを目的としなくとも、単純に食事を減らすことは、次のような効果があると思います。
・ふだんに比べて、眠くなくなり、睡眠時間が減り、起きている時間が長くなります。
・起きている時も、意識がハッキリします。
・食事を作る時間、食べる時間が、少なくて済みます。
 
結果として、時間が節約できて、意識が明晰になります。
その結果、自由時間が増えて、活動的になります。
体重を減らすダイエットを、苦労しながらされている方が、多いと思います。
減量を目的とするのではなく、意識をスッキリと目覚めさせて、自分の自由時間を捻出することを目的として、腹八分め、間食抜きの食生活を試されることをお薦めしたいです。