先日、モーゼの「十戒」の映画をTVでやっていたのを見ました。特に、海が分かれるシーンには、感動しました。
モーゼの十戒
この「あたらしき星への誘い」というご本を書かれた山田征さんは、そのモーゼとの関係が、とても深い方なのです。
「あたらしき星への誘い」の本の表紙
このご本は、「鏡の中のすばらしい世界」の次に出された本です。この中には、様々なるスピリチュアルなことが描かれています。勝手ながら、箇条書きで整理すると、例えば、次のようなテーマがあります。

・神の側の世界には時間がないこと
・太初の宇宙意識から始まる『宇宙創成』の歴史
・意識(魂)の始まりとその生まれた経緯
・転生輪廻の意味
・神の意識が二つに分かれて、広がりゆく力(神、光)と、新しく、ちじむ力(るしえる、影)が生まれたこと
・過去世について
・モーゼスのお話
等々。

このご本には、ノート七と、ノート八の内容が含まれています。
まずは、ノート七から、メッセージをご紹介させてください。モーセの出てくるノート八は、次のブログで、ご紹介いたします。

「いえす」さんより、「霊魂」と、そして、神のある「決断」について、次の言葉が語られます。

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 はい、霊魂があなた方肉体を通しての目(肉体的な目)には視えないと言いますことはその通りです。しかし、その肉体の中に宿っています霊魂といいますものは、ひとそれぞれにすべて波動が異なっている、違っているといいますことを、あなたはすでに受け入れていたのではなかったでしょうか。
 さてその波動の異なっている霊魂といいますものは、どの時点から派生したと考えるでしょうか。はじめはすべて同じ波動だったものが、何らかの理由で異なってしまったと考えるのか、もともと異なった波動を持っていたものであると考えたら良いのか、といったことが出てくるのではないでしょうか。
 はじめの、ただ一つの広がりとしての神の意識体であった時を言いますならば、それは全く同じであったということが出来ましょう。しかし、それからその意識体が次々と分かれていくに従いまして、さまざまに個性、あるいは特質、差といったものが生じてまいりました。
 それらは、全く神から離れてしまったと言うことではありません。つまり、もともとの神の姿、宇宙の根源意識と、出来上がった固体との違いがあったと致しましても、それはもちろん同じものあるということなのです。
 あなた方は、この地上にあるさまざまな植物、あるいは動物達の生命の誕生について見ることが出来ます。ことに植物の場合は、その姿形と結実した実、種子とは全く異なったものになってしまいますが、その異なった姿形の種子の中に、すべて元なる姿形、特質が備わっていると言うことなのです。そのようにして元なるものが次々と分かたれ、新しい姿形(形態)となりながら、さまざまな意識体が出来ていったと言うことです。
 さて、このような非常に大きな差、違いの生じました霊魂に対し、神はあることを思いつかれたのです。
“これらすべての異なる力関係を持つことになった意識体(霊魂)を、私はまた元なる私のひとつの意識に戻すことにしよう。そこでまた私は休まなければならないのだから……”
 インドのヒンズー教の神々は、”創造・持続・破壊”の三つの姿に分かれて現わされているのです。その破壊と創造の間に、休息というものが入ります。また、この破壊と言いますことは、破滅、失くなってしまうと言ったことではありません。またもとのひとつのものに溶けあうということなのです。しかし、今はこのことを論じる時ではありません。
 先の言葉のように、神はまたいずれの日にか休息の時を迎えますために、ひとつのことをなそうと考えられたのです。自分より分かたれた(それはすべて創造のためには必要なことがらだったのでず)多くの霊魂を、またもとのひとつにとり戻すための仕組を思いつかれたとでも申しましょうか。
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霊魂の波動がすべて異なっているということは、「大天使ミカエルからのメッセージ ー あなた個人の神のエッセンスを強化する ー August 1, 2018」にある「ソウル・ソング」のことですね。

この宇宙にある存在は、すべて、「はじめの、ただ一つの広がりとしての神の意識体」から生じたもので、神は、様々に生じた意識体(霊魂)を、元の私のひとつの意識に戻すことを、決断されたのです。そこで、神は休息を取られることになりますが、休息される状態については、ここで論じるテーマではないですね。

「いえす」さんは、人の「地球での学び」(人間ドラマ)について、話をつづけます。

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 人は自分自身でも、その冒しました行為の中で気づきを得ますし、それを見る他のものにもそれは言えましょう。そのようなことの中からいったい何が失われてしまうのか、得ることは何であったかを知るでしょう。あなた方人々の繰り返してまいりました、人と人、国と国、権力を持った者同士の闘いの中には、それらの教訓がいかほど多く秘められていましたことか。その中から人々は争うことの空しさ、哀しさ、恐ろしさ、生命の尊さ、平和であることの倖せなどといったものを学びとってもまいりました。にもかかわらず、いまだあなた方人々の中からは、それらの行為がいっこうに消えていく気配がありません。何故なら、まだまだそうしたことで学び得ない魂も多くあるということなのでしょう。そのように、あなた方人々の魂と言いますものには、実の多くの個体差と言いますものが、どうしようもなく在ると言うことなのです。
 しかし、そのように争い続けています人々でありましても、あるときふっと、何か魂にふれるとでも申しましょうか、その者の深い所に眠っていました本質の部分に働きかける何かに気付きますと、その時の行為が大きければ、大きいほどに、その気付きの反動も大きく返ってくると言えるのです。
 そのようにして、人々の魂と言いますものは、この地上での数多くの生まれかわりを通しまして、さまざまな学びを得てまいります。それは非常に心が軽くなると言った言葉で表現し得るとは思いますが、ひとつひとつのことの理りを知ってまいりますと、目の前に繰り広げられますさまざまな出来ごと、現象といいますものに心を捕られるといったことが無くなってまいります。それは、つまりはこだわりの消滅とでも申しましょうか。
 そのような状態になりました時、人の心、精神と言いますものは、世のありとあらゆる出来ごと、ことがらを、まことに怒りもなく、苦しみもなく、ただ静かに、あるがままのこととして受けとめて行くことが出来るようになってまいります。多少の変化、動揺はあったと致しましても、そのことはもはや問題となってはまいりません。あるがままの静かな幸せ、心のそこから湧きおこってくる平安のうちに、日々を過ごすことも出来てまいりましょう。そして、この星地球での学びが終わるのです。
 さあ、今はこれ位とします。    いえす」
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上の内容は、「サナンダ~真実があなたを解放する~ その2」に出てくる「人間ドラマ」を、どのように終えるのかを話されていますね。

長い転生輪廻を重ねることで、「理り」を知ると、「人間ドラマ」の現象に心を捕られなくなり、こだわりが消滅するとおっしゃっています。世の中の出来ごとをあるがままに受け止められるようになり、静かな幸せ、心のそこから湧きおこってくる平安のうちに、日々を過ごすことが出来るようになり、この星地球での学びが終わるとおっしゃっておられます。
この部分は、「サナンダ~真実があなたを解放する~ その5」に出てくる次の文章と同じ意味ですね。

この強い‘切り離された’感覚は、世界で起きている出来事を、あなたの中から観察している、目覚めた5次元の自分の象徴なのです。

「いえす」さんは、過去のムー大陸、アトランチス大陸での失敗を引用しながら、今(30年前)という時代の状況について、お話をされます。

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 さて、話は少しとびますが、いまあなた方の住む国と言いますものは、この地球的な歴史の中では、かつてのムー大陸の崩壊、あるいはアトランチス大陸の崩壊の時とよく似た、人々の精神的な構造と言いますものが生じてきてしまっております。
 そのことは、はっきり申しまして、かつての歴史の中でそれらの時に生を受けておりました多くの魂が、いまも共にこの地上にあると言うことなのです。その理由は何かと申しますと、その時の失敗を今回の生で償いたいと言いますか、やりなおしてみたいと望んだ魂が多くあったことによるものなのです。そのことにより、この地域には一挙に人口が増えると言います現象がおきてしまっているのです。
 また、何故この時期、この地域に人々が集中したかと申しますと、この地球の変動期、別な言い方致しますと、地球の自浄の時、癒しの時でもあるからなのです。この変動期にあたりまして、これら地上的には、あなた方の住むお国はほとんど例外もなく、かつての二つの大陸の時と同じように崩壊をまぬがれることはないであろうことを、それらの人々の魂は知っているのです。そのことにより、それらの人々の魂と言いますものは、同じ条件下で生きることを求めていまこの地上にあると言うことなのです。
 そのことにより、この地は実に大きな学びの場となっております。人々がいかに生きるか、人と人、人と物、人と自然界のかかわりがすべて、この地の上ではいかようにも現すことが出来てまいります。
 この雑多なこの国、この都市部でどう生きていきますかは、これらの多くの魂にとりましては生まれ以前からの課題でありました。よもや人々は忘れてはいないでしょう、と言いたいところですが、やはり残念ながら、そのような意識の下に暮らす者の数は少ないのです。そのことにより、この地には、特にそれらのことに気付いていただきます為に、善き魂の者達が多く輩出していると言えるのです。この地が特に霊性が高く、この地から世界の救い主が生まれるとか出るとか言いますこととは、少しばかり背景は異なっていると言わざるを得ません。
 いわば、人々に対して魂としての気付き、そうです、人々にぜひともこの宇宙の成り立ち、そして人々が何故人として生まれているのか、そして、何故人としての輪廻転生をくり返しているのか、生きるとは、死すとは、そして神とはいったい何であるのかと言ったことに気付いていただきますならば、これから迎えようと致します変動の時を、より静かに、冷静に、そしてすみやかに過ぎ越すこともできましょう。
 ですから、どのような死に方、生き方をしましょうとも、必ずやそのことの中に、その人にとりましての一番大切な学びが用意されていると言うことです。
 さて、たまたまあなた(征さん)には、あなたのこだわりのなさ故に、私達のエネルギーを通す伝導体になっていただいております。他の方々はまたその人となりのなすべきことがらが沢山あると言えましょう。
 一人の者にとって悪いと見えますことでも、他の者にとりましては非常に善き学びとなる場合もありましょう。この世での出来ごとと言いますものは、そのように、かならずや他の者との関わりのうちにすすめられてまいります。
 また別なノートにて語りましょう。   いえす
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この日本では、ムー大陸、アトランチス大陸でした失敗を、やりなおしてみたい、という魂が多く生まれてきています。そして、そのやりなおしてみたいと願って出てきた魂に、そのことを思い出してほしいという目的があって、「善き魂の者達が多く輩出している」のだと説明されています。「世界の救い主が生まれるとか出る」という理解とは、背景が異なっていると明言されています。
今回の救い主」は、その人の心の中に隠されている、神の「火種子」であることから、救い主」は形ある人ではありません。なので、当然、世界の救い主が生まれるとか出る」ということではないのです。

また、「どのような死に方、生き方をしましょうとも、必ずやそのことの中に、その人にとりましての一番大切な学びが用意されていると言うことです。」ということが、さらっと語られています。

3月12日:サナンダ~壮大なイベントがやって来ます~」の中で、今、地球に生まれてきている魂は、次の4つのグループ分けがされています。
<グループ1> こちらは既に目覚めている魂たちのグループ、ライトワーカーたち
<グループ2> このグループはまだ目覚めていない方々で (彼らの中のより高度なレベルにおいて、今世にアセンションしようと決めている) 
<グループ3> 目覚めていない魂たちで、彼らの中のより高度なレベルにおいて今世は目覚めないと決めてきた方々
<グループ4> 目覚めていない魂たちから成り、より高度なレベルにおいて、今世は闇の役割を演じる事を買って出た存在たち

上の4つの中で、どの選択をしている「魂」にとっても、一番大切な学びが用意されていることが、明言されています。
素晴らしいことですね。

ノート七は、ここで一区切りです。「新しき星への誘い」の後半であるノート八の内容となります。

このノート七の始めの方に出てくる、「いえす」さんの次のメッセージが、心に掛かりました。

「ただ私達も、いまのあなた(征さん)を通して、出来るだけ多くのことを伝えておきたいと思っています。それはとりもなおさず、この地上に於ての貴重な資料となってまいりましょう。なかには頑固な人達を驚かせもし、怒りを引き出してしまうことがらもないわけではありません。しかしそれらのことも、すべては時の流れの中で明らかになることばかりです。
 それではまいりましょう。    いえす」
このノートが書き留められてから、何と30年が経っています。「この地上に於ての貴重な資料」というのは、現代版「聖書」とでもいうべきご本だと思います。
「新しき星への誘い」を、30年の時を経て、改めて読ませていただいて、この今の時(2019年1月)になったからこそ、その深い意味が受け取れるように感じました。
読み返すうちに、昨年(2018年)に、様々なチャネラーに伝えられてきた、サナンダさん、ミカエルさん、父なる神さんたちのメッセージが、この現代版「聖書」からの続きになっていることに、本当に驚きました。

尚、この「新しき星への誘い」のご本は、下記に注文されるとよろしいかと思います。

『ヤドカリハウス』
東京都三鷹市井口 2-18-13