昨日(10/28)のブログ「諏訪大社、戸隠神社 お祈りツアー1」の続きです。
諏訪大社のガイドさん

諏訪大社のガイドさん

諏訪大社のガイドさんから、地元の小学生が守屋山に登っていることを聞いたので、そうであれば、比較的楽に登ることができると安易に考えたのですが、それが試練となりました。
 
車で、守屋山の登山口に向かう途中、杖突峠にある蕎麦屋で、お蕎麦を食べました。
 
そこの女将さんからは、立石コースと、太陽光発電所から登るコースのルートの二つがあることを教えていただきました。
守屋山の登山口

太陽光発電所の横にある守屋山の登山口

立石コースの入り口を探したのですが、見つからず、太陽光発電所のすぐ横の登山口から登りました。
 
登山にかかる時間は、1時間ちょっと聞いたので、それなら、1時から登っても、午後4時には、帰ってこられると考えました。
 
守屋山に向かう山道には、登山道を示すピンクのリボンが所々に、縛ってあったため、それを目印にして進みました。
途中で、ゴーっという、ジェット機が通過するような音がしました。
時々、動物か、鳥かの大きな鳴き声が聞こえます。
 
登山道では、誰とも出会うことがありませんでした。
 
予想したように、頂上に着いたのは、午後3時頃でした。
標高1631mと表示されていました。
守屋山頂上の標識

守屋山頂上の標識

頂上では、十三神之祈り 簡略の礼 その三 を奉献しました。
守屋山山頂

守屋山山頂での記念撮影

午後3時30分頃に、下山を開始しました。
登山道のピンクの目印

登山道のピンクの目印

登山道には、ピンクのリボンの目印がついています。
しかし、ある地点までくると、登って来た時に目印にしてきたピンクのリボンが見つかりません。
「下山ルートが分からない!」
 
と、焦りを感じました。
頂上の方のピンクの目印が、かろうじて見えるところまで、降りていき、そこから下の方にピンクのリボンがないか、あちこち回って、四方八方見渡しても、リボンが見つかりません。
 
しかし、下を見ていると、工事用の道路が通っているのが見えました。
そこまで、守屋山の斜面を、結構、無理しながら、滑り降りました。
途中で、茨(いばら)をつかんだため、手に引っ掻き傷がつきました。
平成天皇陛下の御即位記念植樹

平成天皇陛下の御即位記念植樹

何とか、工事用の道路まで降りてみると、その場に、令和天皇が御即位した時の記念に、植樹をされたことを示す木の立て札を見つけました。平成天皇に助けられたのかもしれません。
「助かった。この道を降りて行けばよい。」
 
と、ホッとしました。
しかし、携帯が電池切れを起こしていました。
そのため、降りている正確な位置がわかりません。
 
それから、登り道で通過したところにたどり着いたのですが、そこからまた下山道が分からなくなってしまいました。
辺りは、どんどん暗くなっていきます。
午後4時には、戻れると思っていたのが、どんどん遅くなっていきます。
道を間違えたようで、一旦、引き返しました。
 
時刻は午後5時30分になりましたが、まだ駐車場に到着しません。
辺りは、完全に真っ暗になってしまいました。
 
懐中電灯もなく、携帯も電池切れで、どこを歩いていのか、さっぱりわからりません。
太陽光発電所の中を通る工事用の道路を、ただひたすら降りていきました。
 
ふと、10月11日付けのブログの中で、光の銀河連合さんが、次のように、おっしゃっておられたことを思い出しました。
光の銀河連合:分かりましたか、ブロッサム・・・ご自分の光を知っている人は・・・真っ暗闇の中にいても、どう切り抜けるかを知っているのです。
 
私自身が、「自分の光を知っている人で、真っ暗闇を切り抜けられるか」試されていると思いました。
 
自分の光を知っているかどうかで、その人が目覚めているかどうかが分かるというようなことを、ブログに書いたことを思い出しながら、真っ暗闇のつづら道を降りていきました。
 
国道152号線を走る車が見えた時は、本当にホッとしました。
車の運転手に位置を聞けば、駐車場に戻れると、思った時でした。
 
いつの間にか、駐車場に着いていて、すぐ横に、愛車デミオが停まっていることに気付きました。
守護霊さんなのか、山の神さんなのか、導いていただいたと感じました。
 
ホテルに着いた時は、午後7時を過ぎていました。
振り返ってみると、つくづく、よく帰ってこられたと思います。
自分の直感を信じて、道に迷っても、一旦、元の地点に戻るなどして、冷静に行動したことが、良かったと思います。
お陰様で、不安やパニックに陥ることなく、淡々と歩いて、窮地を脱することができました。