世間では、お盆のシーズンに入っているようです。
夏になると、多くの日本人は、ご先祖様のことや、自分の行く末に、気をかけます。
夏のころ、河川敷に咲く名も知らぬ花
松川晃月師が説かれた十三神之世界について、次回以降、晃月師が遺された文章を元に、詳しくブログに書いていこうと思います。今回は、序論になります。
 
生前、晃月師が十三神について、よく語っていたことですが、「これらの神々について、語られたことは、未だかつてない。」と伺っております。
 
晃月師は、元は天理教の出身であるため、おやさまの説かれた教義については、熟知していました。おやさまでも、説かれなかった神々の世界が、十三神之世界と語っていました。
 
最初の大元の神を、二ツ一つ之大神 親神天之大神(ふたつひとつのおおがみ おやがみてんのおおがみ)と称しています。
この大神は、宇宙のビッグバンを引き起こされた大神と、伺っています。
 
十三神とは、以下の神々を指します。
二ツ一つ之大神親神天之大神(二柱)が最初の大神様です。
二つ一つから生み出されたのが、一ツ二つ之大神 天之御中主之命(ひとつふたつのおおがみ あめのみなかぬしのみこと 天之御中主之神と同じ。一柱)です。
その天之御中主之命から、こぼれ出た二柱の神が、神漏岐之命(かむろぎのみこと 高御産巣日神と同じ。一柱)と、神漏美之命(かみろびのみこと 神産巣日神と同じ。一柱)です。(注、古語拾遺を参照のこと)
神漏岐之命は、垂迹して、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)となります。
神漏美之命は、垂迹して、伊弉冉尊(いざなみのみこと)となります。
ここから、人間の世界がつながってくるのです。
そして、私たちの八隅に立ち賜(たまわ)れて、私たち、生きとし生けるもの、すべてをご守護しているのが、次の八柱之大神様です。
国常立之命(くにとこたちのみこと)、面足之命(おもたりのみこと)、
雲読之命(くもよみのみこと)、大戸辺之命(おおとのべのみこと)、
大食天之命(たいしょくてんのみこと)、惶根之命(かしこねのみこと)、
国狭土之命(くにさずちのみこと)、月読之命(つきよみのみこと)の八柱の神々を、
八方八柱之大神(はっぽうやはしらのおおがみ)と呼ばせていただいております。
 
これらの十三神の神々が、この太陽系宇宙の大本の神々であり、最も高次元の仕組みであると伺っています。
 
この十三神を中心とした世界について、「修養会」(しゅうようかい)という勉強会で、「神懐概論」(しんかいがいろん)という形で、晃月師はしばしば説明をされました。
 
十三神の説明図はこちらです。
 
この図を言葉で説明すると、次のようになります。
 
宇宙の大本の親神のエネルギーの直系として、天之御中主之命がおられます。
そして、天之御中主之命を中心として、神漏岐之命、神漏美之命、そして、八柱之大神がおられます。
 
その下に、晃月師が「仏界」と呼んでいた、「1461本仏(如来)の世界」があります。
仏界の下に、「八百万之神々の世界」があり、その下に私たちがいる世界があります。
 
邪や魔(じゃやま)の住む魔界は、人間が作り出した世界で、神の光を、人間が乱反射させたエネルギーによって、作られていると教えていただきました。
こうした世界の姿が、世界の実相と伺いました。
 
最後に、晃月が、毎月1回書いていた「修報」から、「神は見ている」と題した、次の文章を引用します。
少しでも、ご理解の助けになれば幸いです。
 
平成19年 晃月神諭会五月修報 よりの抜粋
 
「神は見ている」
 
「おかみ」は、黙ってじっとご覧になっています。
このまま、地上生命が滅びに向かうのか、新時代を迎えるのか。
神の領域に突入した人間が、ヒトとなり湧輝の人となるか、人間のまま、右往左往の末に、滅びを選ぶのか。
出来れば、新時代を見たいと思う。しかし、地上の有様は、温暖化以前に、散々な有様であると「不都合な真実」を知って思い続けてきました。
「先生、人はもう一度出直した方が良いのではないでしょうか」と言う問いに対して、霊止が現れるまで、二六万年、智慧を表すまでに十八万年、そんな時間の産物である我々が、出直しを望むわけがありませんと答えてきました。
このまま「おかみ」の御差配によって、その本願に添った進化と発達を願っています。
心の自由用を得た人間が、霊止であることを誇りとして自覚し、日止へと進化するとき、私達に救いがあります。行動です。意識した行動が大切です。
 松川晃月 平成19年05月20日 
 
 
【補足説明】
・「晃月神諭会」とは、1995年ころに、晃月師が立ち上げた任意団体です。
 宗教法人ではありませんでした。
 2015年12月に、身内の不祥事により、解散しました。
 
・「修養会」は、1年に5回、2泊2日の日程で開催されていました。
 晃月師のお神の講話がじっくり聞けました。
 修養会では、「ボディワーク」と呼ばれた癒し神行(いやししんぎょう)の実習も行われました。
 
・「晃月神諭会五月修報」とは、毎月1回、松川晃月師によって、書かれた講話です。
 毎月第3日曜日に開催されていた「本部修会」で、配布されていました。
 2000年ころから、ホームページでも、公開されていました。
 しかし、晃月師が病に倒れてからは、晃月師自身によって、書かれることはなくなりました。
 ※ ホームページは、2015年ころに閉鎖されています。
「心の自由用」とは、人間の自由意志のことを言います。
 人間は、その自由意志により、神の存在を否定することでさえできるのです。