昨日(R6/8/20)、仕事でTV会議に参加しました。
私はNEX4という名前の会社でアドバイザー(顧問)をしていて、一週間に2回のペースで、こうしたTV会議に参加しています。
このTV会議は、日本語で行なわれています。
その理由は、日本でビジネスをするための打合せだからです。
そして、参加者は、ミャンマー、タイ、日本など、それぞれの国にいながら会議に参加しています。
私が70歳を越えても仕事ができる理由は、自分の家にいながらTV会議に参加することで、仕事ができるからです。
私は、これまでサラリーマンとして20年、経営者として20年、仕事をしてきた経験があり、その中でさまざまな人脈を作ってきたことが、顧問という仕事に活きています。
このTV会議では、若いミャンマー人の社員に対して、日本語の学習訓練も行なっています。
昨日(8/20)のTV会議は、以前、私が経営していた会社の取引先のN社長との重要なTV会議でした。
私の所属するNEX4社は、今年(2024年)の3月に日本法人を設立したばかりのため、日本でのビジネスの実績が全くありません。
そのため、N社長と意見交換をすることで、少しでもビジネスの切っ掛けをつかみたいというのが、正直なところです。
N社長が現在悩んでいる点は、ベトナムのIT人材を使っているのですが、ベトナムの人件費が高騰していて、今後も高騰し続けるだろうという問題です。
そのため、低賃金で優秀なIT人材を、ミャンマーや、カンボジアなどから雇えないかと、N社長が考えていることが分かりました。
ただし、N社長は、半年くらい前に会話をしたときは、ミャンマーという会社が、軍事政権と、軍事政権に反対する勢力と、内戦状態にあることを心配して、ミャンマーの会社であるNEX4社と、取引をすることを躊躇していました。
しかし、NEX4社のアウン社長は、そのことを考慮したのか、最近はミャンマー以外のタイのバンコク、カンボジアなどに活動拠点を作り、ミャンマーの内戦のリスクヘッジの分散を計ってきました。
アウン社長の素早い行動力には、私も感心しています。
結果的に、N社長から見て、NEX4社のIT人材は、随分と使いやすくなったと言えます。
また、N社長には、ベトナムのIT人材の会社が、大きな中間マージンを取っていることを、抑えたいという思惑があります。
N社長が、NEX4 社と直接取引をすれば、その問題も解消しそうです。
それとは別に、日本人を正社員を雇用すると、日本の労働者は権利意識が高く、例えば、産休を取ってなかなか仕事に復帰してくれないなどの問題があると、N社長は愚痴をこぼされました。
様々な観点から、ミャンマーのIT人材は、N社長の会社にに求められているということが、今回のTV会議で明確になりました。
このTV会議が終わった直後に、N社長から早速、私に電話が掛かってきました。
彼と彼の重要な取引先の会社と、NEX4 社との3社で、すぐにでも打合せをしたいということでした。
ひょっとしたら、ファースト・ユーザーになってもらえるかもしれません。 (黒川 記)