十三神 第1回 二ツ一つ之大神 親神天之大神

在りし日の松川晃月師 十三神之祈り
十三神の神々のうち、「二ツ一つ之大神」から、ブログ記事を始めさせていただきます。
 
最初の神は、晃月師がいつも「二ツ一つ」と呼んでいた大神についてです。この大神は、二柱と数えさせていただいています。
 
皆既日食 2012年5月21日

皆既日食 2012年5月21日

 

二ツ一つ之大神 親神天之大神
(ふたつひとつのおおがみ おやがみてんのおおがみ)

 
 遙か百数十億年の昔、この宇宙が存在していない頃、確かにあり、今も全てのものがその懐の中にある存在を、二ツ一つと形容します。
 
 二ツの異なるものが、一つになり、調和して存在する姿をして、二ツ一つと形容する以外にその存在を上手く言い表すことが出来ません。様々に発見されてきた銀河は、二ツの異なる世界が調和して存在をしているものが大半です。この世がそうであり、あの世もそうであります。それは、「ある」世界の全ての様相であります。
 
 私は、その根本の存在を、「二ツ一つ之大神」親神天之大神とお呼びします。人が神という概念で言い表した、根本の存在であります。
 
 全ては、この存在が生み出したものと言うことが出来ます。
 
 月日親神と言いますが、この月日を生み出した存在が天之大神であります。天之大神が、働いて月日、陰陽、プラスマイナスなどと今は認識しますが、二ツ一つを生み出し、日ノ本においては神漏岐神漏美と呼ばれる存在となりました。それは、やがて伊弉諾伊弉冉となり、今日の私たちに繋がる存在へと繋がっていくのです。
 
 今年(注、2007年)は、神の三年千日の三年目にあたり、私は、根本的な存在である十三神についてお話をしてみたいと考えました。
 
 十三神とは、ここに言う「二ツ一つ之大神」親神天之大神の二神を始めとし、「一つ二ツの大神」天之御中之主之命、神漏岐之命と神漏美之命の二神、そして、命あるもの全てを守り育ててきた守護神八神のことであります。
 
 私は、この十三の神々に繋がるあらゆる神仏を畏敬します。
 「神一条」と言いますのは、この十三神に繋がっている信仰のことを言うのです。私は、この信仰の形を、神仰と言いました。八百萬之善の神仏を信仰しても結構なのですが、根本を理解してその光を見て、神一条の神仰をするとお教えになります。
 
 しかし、思うに、二ツ一つ之大神の御光は、それを感じて初めて理解できるものというのが本当のところです。多くの人々は、神仏を信仰しても、そのご守護を実感としてもてないために、頭で理解しようとすることが多いものです。それでは、災厄は逃れることが出来ず、それは、信仰が浅いからだと言われて、路頭に迷うばかりです。
 
 一度、ご自分の神性を見つめ直せばわかることです。ですから、神仰は、神と貴方との直接の関係です。その直接の関係が、「神一条」にあると言うことが、大切なのです。
 
 多くの信仰は、「神一条」というわけにはいかず、災厄の道、茨の道を歩みます。それを、信仰の試しであると理解するのは、結構ですが、神仰は災厄の道や茨の道とは本当のところ神仰とは関係がありません。いつも、御光に包まれてあるが故に、いつも幸せなのです。いつも、その幸せを他の人々にもと考えるのです。
 
 二ツ一つ之大神としか形容の仕方がない存在は、この世界の始まる前に存在し、その御意思のままに、この世界が始まったのです。二ツ一つ之大神親神天之大神に繋がる「神一条」の神仰をと思います。
 
 
【解説】
十三神の説明図を見ていただければ、ご理解いただけると思いますが、二ツ一つの大神が、大元の神であります。
 
既存の宗教の中で、この大神の存在と性質を、具体的に明らかにしている宗教はありません。今回、晃月師によって、初めて明かされたと伺っています。
 
この「二ツ一つ」の大神は、バシャールが言っている「大いなる全て」と同じものを指していると思います。
 
二ツで一つという神様を思い浮かべるとき、いつも数学や物理学でい言うところの「双対」(そうつい dual, duality)、あるいは、「双対性」(そうついせい)という言葉を連想します。
 
数学では、一つの定理が、二つの全く違った方法で証明される場合があります。
物理学では、一つの事象が、ある事象の裏返しになっていて、その事象の裏返しが、元の事象に戻るようなことを双対といいます。
 
この世とあの世の関係は、双対であるといってもよいでしょう。
 
この不思議な性質は、すべて「二ツ一つ」の大神の特質から来ているといえます。
 
現代科学では、宇宙の始まりである「ビッグバン」は、約138億年前に起きたとされています。そして、この宇宙が出現する前から存在したのが、この「二ツ一つ」の大神であり、その意思でこの宇宙が始まったということになります。
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