今年の夏に、知り合いの方から、メールで、あるセミナーのお誘いをいただきました。
チベット密教 仏画3

チベット密教 仏画

「新しい愛のカタチ❤️
 タントリックヒーリング体験会
 ◯タントリックヒーリングとは
 性エネルギーの循環によるエネルギー的なオーガズムの体感、体得を目指し、男女の違いと男女で活かし合う陰陽和合の本質をしります。
※セッションでは直接性器に触れたりする事はありません。」
 
最近、このタントリックヒーリングのことが気になり、ユーチューブの動画を「タントリック」というキーワードで、検索してみました。
すると、タントリックヒーリングを、実際に、行っている動画が、何本もヒットしてきました。
 
確かに、服を着たままで、寝ている相手に、手でエネルギーを送って、性的なエクスタシーを感じさせているようでした。
整体の仕事をされている男性の方は、「エゴ、エロ」は、邪魔になるので、それを思わないように、施術しているとおっしゃいます。
 
ある男女のヒーリングでは、男性の膝の上に、女性が抱きかかえられるように、エネルギーを交換すると、まるで、セックスのように、女性が大きな喘ぎ声を上げて、体を痙攣させている動画もありました。
 
これらの動画を見た時に、「2019年 8月8日付ライオンズゲート 大天使ミカエル “2019/20年のサイクルについて”」というブログの中に出てくる「ディヴァイン・フェミニン」という言葉を思い出しました。
大天使ミカエルの次のように、語っておられます。
2019年という旅路で焦点になるのは、スピリチュアルなリーダーであり、ティーチャーでもある、ディヴァイン・フェミニン(神聖なる女性性)のエネルギーでした。なぜならこれから訪れる千年紀において、創造を担うのは女性だからです。
……
新しいサイクルを生み出す地球は、創造のダンスを踊るディヴァイン・フェミニンです。同時に、新しく生まれるディヴァイン・マスキュリン(神聖なる男性性)は大地にグラウンディングし、新しい地球のためのパワフルな創造と光のコミュニティのために、そのエネルギーを表現します。
 
これを読んだときは、これからの地球の1000年間は、女性がリーダーシップをとり、女性エネルギーが優位の時代になるのかな、というくらいの気持ちで読んでいました。
 
タントリックヒーリングを知り、大天使ミカエルは、ディヴァイン・フェミニンの力で、性的なエネルギーが開放される世の中になっていくことを、示唆しているように感じました。
 
これまで、男女は裸になって、キスをしたり、愛撫したりして、挿入して、果てるというセックスによって、性的な満足を得てきました。
そして、性的なエネルギーを交換し、解放してきました。
 
タントリックという言葉は、インドのヒンズー教の聖典、タントラが語源になっています。
チベット密教の曼荼羅の神々は、男根で、女神と繋がって、仏画に描かれている場合があります。
密教では、性の喜びも、悟りの境地であるという教えもあります。(※ 理趣経を参照)
チベット密教 仏画2

チベット密教 仏画2

ディヴァイン・フェミニンのエネルギーは、純粋な性の快楽、神聖な喜びなのだと思います。
 
以前、「愛の心、愛の営み」というブログで、次のようなことを、書かせていただきました。
「悟りを得ようとして、肉欲の煩悩から離脱しようと葛藤すること」と、「心からの愛に満たされることで、ほんとうに素直で、幸せでいられること」と、どちらの道を選ぶか?
タントリックヒーリングを体得すれば、肉体としての交わりがなくても、性的エクスタシーが感じられるため、肉欲の煩悩から、解放されるかもしれません。
この不思議な力を体得するために、タントリックヒーリングのセミナーでは、受講者に対して、チャクラの開き方を教えておられます。
人は自分自身のチャクラを開発することによって、肉体的なセックスをしなくても、相手のチャクラにエネルギーを送ることができるようになり、相手を気持ちよくさせたり、場合によっては、性的な快感を感じさせることも可能になるのだと思います。