親しい友人のA君が、最近、奥さんと大阪に旅行に行った話をしてくれました。
山の風景
A君の奥さんは音楽大学の出身です。
 
彼の話によると、奥さんの大学時代の先輩が、大阪でコンサートを開くというので、それを見るために、名古屋から駆けつけたのだそうです。
 
奥さんは、公共交通機関が不得手なため、音楽会場のところまで、彼が連れ添って送ってあげたそうです。
 
奥さんを送った後に、鉄道ファンのA君は、大阪地区の電車を乗り回して、演奏が終わるころに、会場に戻って、2人で名古屋に帰ったのだそうです。
 
彼は、彼で自分の趣味を楽しみ、奥さんは奥さんで、先輩の顔を立て、好きな音楽を楽しめたという、理想的な休日を過ごしたそうです。
 
また、A君夫婦と、娘さんの夫婦で、開田高原に遊びに行ったそうです。
 
2,3年前は、奥さんはお母さまが亡くなられたことで、精神的に不安定になり、A君は非常に苦労をしていたようです。
 
その同じころ、娘さんも、大学院になじめず、進学を諦めて自宅に籠ることもあったようです。その娘さんも、就職先が見つかり、昨年、結婚されたことで、お幸せになられました。
そのころから思うと、彼はずいぶん幸せになったと思います。
 
彼の悩みは、奥さんや友人と時間を使うようになり、鉄道の趣味を一人で楽しむ時間が、取りにくくなったことだそうです。
 
「奥さんが居なくていいね。」といわれたので、「そう言う人もいる。」とだけ、答えました。
 
結婚していても、独身であっても、それぞれ境遇に合わせて、幸せを見つければよいと思います。
 
A君が、自分が幸せを取り戻したことに、​心から良かったと思います。
 
今年9月に、一緒に京都旅行に行った時、A君だけはあまり乗り気ではないように見えました。
 
しかし、「またどこかに行こう。」と催促されたので、来年6月上旬に、同じ高校の友人たちと蓼科に行く約束をしました。
A君を見ていると、アセンションとか、スピリチュアルとかとは、全く無縁のように見えます。本当は、どこかでつながっているのでしょうが。そんな彼が、どんどん幸せになり、「ワクワク」する世の中に、変わっていくといいな、と思いました。