昨日(3月29日)、伊良湖岬のあるホテルに到着しました。
伊良湖 龍宮の宿の玄関
伊良湖に向かう途中の車の中で、自分の至らないところが、何故か、次々と心に浮かんできました。
自分は、なんて、気配りのない人生を歩んできたのかと、思われました。
こう思うと、急に悲観的な気持ちが湧いてきて、いたたまれない気持ちになります。
 
しかし、ここで、悲観的になるのではなく、今、気付いて、これから、その気付いたところを一つ一つ直していけば良いと、思い直すことにしました。
 
この旅を、自分を責める旅ではなく、自分を取り戻す旅にしようと、思いました。
 
ホテルに到着して、最初に行ったのは、AAマイケルから、私へのメッセージで、自分が一番、重要だと思う、次のメッセージをピックアップしました。
 
「そしてあなた自身と恋愛関係になる時です。それはつまりこういうことです。あなたの聖なるハートを無条件の愛で満たしてください。そうしてから自分を尊重すること、それによってあなたの自尊心が形成され始めるでしょう。」
 
 
「あなた自身と恋愛関係になる」(to have a love affair with yourself)とは、大胆な表現です。
ナルシストになれということではありません。
 
AAマイケルは、私に対して、「自分をもっと好きになりなさい。自分を無条件の愛で満たして、もっと自信を持ちなさい。」と、おっしゃるのです。
 
一つ痛い経験が、思い当たりました。
それは、離婚です。
私は離婚を望んでいたわけではありませんでした。
彼女を愛していたにもかかわらず、彼女にはその愛が通じることがなく、ある種の妨害が発生して、離婚する結果になりました。
今でも、彼女とは、全く、コミュニケーションが無く、冷戦が続いています。
その体験から、自分の愛情に自信が持てないという、心の傷、深いトラウマがあります。
 
これを、もういい加減に、手放してもいい時期だと、マイケルは伝えているのだと、受け取りました。
 
その体験の結果、自分がいくら愛を感じる人に出会っても、どうせ、受け入れてはもらえないだろううと、すぐに悲観的に考える癖があります。
時には、破局への恐れで、自分から、その関係を、心無い言葉で、壊してしまったことも、ありました。
その時、どうせ、自分には愛される権利はないと、心の中で、ひねくれていたように思うのです。
 
AAマイケルのQFMレベル3で、慈悲の天使という話がありました。
ある人Aさんが、Bさんに愛を送ったとします。しかし、Bさんはその愛を受け取らなかったとします。
その愛は、消えてしまうのでしょうか?
そうではありません。慈悲の天使が、その愛を受け取って、Bさんに渡す役割を引き受けます。
Bさんが気付いて受け取ってくれるまで、慈悲の天使はいつまでも、待ち続けるのです。
ついに、Bさんが受け取らなかった場合、Bさんが亡くなった時に、そのAさんから送られた愛を受け取るのです。
 
たとえ、自分の愛を受け取ってもらえないことがあっても、それを恐れてはいけないということです。そして、自分に悲観し、自分を価値がない者と、思ってはいけない。
 
この自分に対する「他者への恐れ」、「無価値感」を、今、手放す時だと、マイケルは、私に伝えています。
 
そのトラウマが、時として、優柔不断なこと、自分自身の意見、気持ちを上手くでき表現でないという、自分の弱点の原因になっていることにも、気付きました。
 
自分を尊重するためには、自分が生まれながらに持っている「無条件の愛」に対しての「疑い」を手放すことが必要です。
今までの人生の悲劇から、「疑い」が身についていると、なかなか自分に自信が持てません。
自信がないと、他の人の意見に、左右されやすいという弱点にも、つながっていきます。
 
ここを、今すぐにでも、改めることだと思いました。
自分の中に疑いがあると、結果的に、自分と同じような、自分に自信が持てない人を引き寄せてしまいます。これでは、人生において、カルマの上塗りを繰り返すことにもなりかねません。
人生のおいて生じたネガティブな出来事によるトラウマ影響を、この反省・瞑想旅行で、手放していこうと思います。