昨日(9/8)の朝、北陸内観研修所で、1週間(9/1~9/8)の集中内観を終えて、出てきました。
北陸内観研修所

北陸内観研修所

今(9/9)でも、少しボッーとしているような感じが残っています。

帰りの電車が発車するとき、ドアに少し挟まれそうになって、意識が少し現実から遠くなっている気がして、グランディングしなくてはと、思い直したくらいです。
 
最初、1週間は、長いように感じましたが、終わってみるとあっという間のことでした。
 
研修中凍結されていた、自分のスマホを開いてみると、息子から、抗議めいたメールが届いていました。
いつもなら、言い訳のメールを出すところ、素直にお詫びのメールを返しました。
 
自分が元に息子に送ったメールを見直すと、確かに息子がいうように、最初から彼の非を決めつけるようなメールでした。
 
思い込みが強く、自分が正しいと思うと相手を責めてしまう。」という自分の欠点を、改めて思い知らされました。
 
集中内観をして、これに気づいて、ストップがかかるようになったのは、確かな進歩だと思いました。
集中内観から遠のいても、こういう自制が、働くようでないと、内観の意義がなくなってしまう。心して生活しよう。」と思いました。
 
この66年間の人生で、どれほど、このような早とちりをして、相手を責めてしまっていたことかと思うと、恥ずかしくもあり、暗澹とした気持ちになります。
しかし、それを今更、責めても仕方がないので、二度と同じ過ちをしないように気を引き締めようと、強く思いました。
 
初日9月1日に、内観研修所の自分の部屋に入った時のことでした。
何処からともなく、次の声のような、メッセージのような言葉が降りてきました。おそらく、守護霊、指導霊からの激励でしょう。
 
ここは天国への扉。計画通り。上手く行っている。上手く行っている。
 
少しこの言葉の意味を考えてみました。そして、次のように、思えました。
 
ああ、これからは、天国のような『ハッピーで穏やかな世界』へ導かれていくのだな。
 お前の人生は、計画通りに進んでいるので、心配することはないということだ。
 
この言葉を、念頭に、着いたその日(9/1)の午後から、内観に入って行きました。
 
内観の方法は、極めてシンプルです。内観とは、内を観るということで、自分の過去を思い出して調べることです。
 
自分を育ててくれた母、父、家族など、相手を決めて、自分が過去において、期間を決め、例えば、小学校低学年に、その方から、以下の3項目について調べます。
 
・していただいたこと
・して返したこと
・ご迷惑をおかけしたこと
 
1時間に一度くらいの頻度で巡回してくる面接者に対して、内観によって調べた内容を、報告します。
 
殆んどの内観者は、していただいたことの多さと、して返したことの少なさのギャップを、思い知らされます。
して返したことが、あまりにも、少ないのです。
 
そして、ご迷惑をお掛けしたことは、特に、念入りに調べます。
ご迷惑をお掛けしたことにの裏には、感謝する気持ちがなかったり、自分の我が働いていたりすることが、段々明らかになってきます。
 
こうしているうちに、大きな気付きが得られて、多くの内観者は、慙愧の念に駆られて、涙を流す方もおられます。
私は、この1週間の内観で、3度ほど、大きな気付きを得て、涙を流しました。
この涙は、私にとって、とても大きな内観の成果でした。
そのお陰で、1週間の内観を終えたときは、十分にやったという充実感を得て、これからの人生に明るい光を感じることができました。
確かに、お陰様で、天国の扉を開いて、一歩を踏み出せたようです。