昨日(10/15)に、「GLA関西本部秋季研修会」というブログを、書かせていただきました。
GLA関西本部の壇上

GLA関西本部の壇上

GLA関西本部では、毎月第二日曜日に開催される集会においても、この秋季研修会においても、必ず行事を行うに前には、次の「心行」、「祈願文」の読誦から始めます。
 
「心行」、「祈願文」は、会員が持ち回りで、読み上げられます。
そして、ひな壇で話をされる方は、必ず、壇上の右上に掲げてある「高橋信次先生」の写真に、軽く会釈をされます。
 
高橋信次先生は、1976年6月に、天上界に戻られました。
その後、GLA総合本部を、信次先生の娘である高橋佳子先生が引き継がれました。
 
しかし、高橋佳子先生の時代になり、この「心行」、「祈願文」は、あまり読誦されなくなりました。
 
GLAにご縁のある多くの人たちは、GLAが、高橋佳子先生のGLA総合本部と、GLA関西本部の二つに別れているたという事実を、意外とご存じないようです。
という私も、今年の4月までは、GLA関西本部が、総合本部とは、独立して存在していることを知りませんでした。
 
以前、GLA関西本部は、瑞宝会という名前の教団でありましたが、高橋信次先生に、教団丸ごと帰依した歴史があります。
 
帰依した時に、別の宗教法人「GLA関西本部」として、出発しているので、元より別組織であったと言えます。
 
当時、関西本部の中谷本部長、岸田青年部長が、総合本部に合流したいと、信次先生に申し出られたところ、「そのまま別組織でやってください。」といわれたそうです。
 
その後、GLA関西本部は、中谷本部長から、岸田本部長に代わり、現在は、Y本部長が引き継いでおられます。
 
このGLA関西本部では、40年以上前に、高橋信次先生にご指導を受けた時の正法を、そのままの形で、今日まで伝えておられます。
 
では、以下に、「心行」、「祈願文」を、ご紹介させていただきます。

心行(しんぎょう)

心行は 宇宙の神理 人間の心を 言霊によって表現したものである それ故 心行は拝むものでも 暗記するものでもなく これを理解し 行うものである 正法は 実践のなかにこそ 生命が宿ることを知れ
われ今見聞し 正法に帰依することを得たり 広大なる宇宙体は 万生万物の根元にして 万生万物相互の作用により 転生輪廻の法に従う
大宇宙大自然界に意識あり
意識は大宇宙体を支配し 万生万物をして調和の姿を示さん
万生万物は 広大無辺な大慈悲なり
大宇宙体は意識の当体にして 意識の中心は心なり
心は慈悲と愛の塊りにして 当体意識は不二なることを悟るべし
この大意識こそ 大宇宙大神霊 仏なるべし
神仏なるが故に 当体は 大神体なり
この現象界における太陽系は 大宇宙体の 小さな諸器官の一つにすぎず 地球は 小さな細胞体なることを知るべし 当体の細胞なるがゆえに 細胞に意識あり かくの如く 万物すべて生命にして エネルギーの塊りなることを悟るべし
大宇宙体は 大神体なるがゆえに この現象界の地球も神体なり 神体なるがゆえに 大神殿なるべし
大神殿は 万生 魂の修行所なり
もろもろの諸霊 みなここに集まれり
諸霊の輪廻は三世の流転 この現象界で己の魂を磨き 神意に添った仏国土 ユートピアを建設せんがためなり 更に宇宙体万生が 神意にかなう 調和のとれた世界を建設せんがため 己の魂を修行せることを悟るべし 過去世 現世 来世の三世は生命流転の過程にして 永久に不変なることを知るべし
過去世は己が修行せし前世 即ち過ぎ去りし実在界と現象界の世界なり 現世は 生命・物質不二の現象界 この世界のことなり熱・光・環境一切を含めて エネルギーの塊りにして 我ら生命意識の修行所なり 神仏より与えられし慈悲と愛の環境なることを感謝すべし
現世は 生命・物質不二の現象界 この世界のことなり
来世は次元の異なる世界にして 現象界の肉体を去りし諸霊の世界なり 意識の調和度により 段階あり 
この段階は 神仏の心と己の心との調和度による光の量の区域なり 
神仏と表裏一体の諸霊は 光明に満ち 実在の世界にあって 諸々の諸霊を善導する光の天使なり 
光の天使 すなわち諸如来諸菩薩のことなり
この現象界は 神仏より 一切の権限を光の天使に委ねしところなり 
光の天使は 慈悲と愛の塊りにして あの世 この世の諸霊を導かん 
さらに諸天善神あり 諸々の諸霊を一切の魔より守り 正しき衆生を擁護せん 肉体を有する現世の天使は諸々の衆生に正法神理を説き 調和の光明へ導かん
この現象界におけるわれらは 過去世において 己が望み 両親より与えられし肉体という舟に乗り 人生航路の海原へ 己の意識 魂を磨き 神意の仏国土を造らんがため 生まれいでたることを悟るべし 
肉体の支配者は 己の意識なり 
己の意識の中心は心なり 心は実在の世界に通じ 己の守護・指導霊が 常に善導せることを忘れるべからず 
善導せるがために 己の心は 己自身に忠実なることを知るべし
しかるに諸々の衆生は 己の肉体に 意識・心を支配され 己が前世の約束を忘れ 自己保存 自我我欲にあけくれて 己の心の魔に支配され 神意に反しこの現象界を過ぎゆかん 又 生老病死の苦しみを受け 己の本性も忘れ去るものなり
その原因は煩悩なり 
煩悩は 眼・耳・鼻・舌・身・意の六根が根元なり 
六根の調和は 常に中道を根本として 己の正しい心に問うことなり 己の正しい心に問うことは 反省にして 反省の心は 己の魂が浄化されることを悟るべし
己自身は孤独に非ず 意識のなかに己に関連せし守護・指導霊の存在を知るべし
守護・指導霊に感謝し さらに反省は 己の守護・指導霊の導きを受けることを知るべし 六根あるがゆえに 己が悟れば 菩提と化すことを悟るべし
神仏の大慈悲に感謝し 万生相互の調和の心が 神意なることを悟るべし
肉体先祖に報恩供養の心を忘れず 両親に対しては 孝養を尽くすべし 心身を調和し 常に健全な生活をし 平和な環境を造るべし
肉体保存のエネルギー源は 万生をふくめ 動物・植物・鉱物なり
このエネルギー源に感謝の心を忘れず 日々の生活の中において 己の魂を修行すべし
己の心 意識のエネルギー源は 調和のとれた日々の生活のなかに 神仏より与えられることを悟るべし
己の肉体が苦しめば 心悩乱し 我が身楽なれば 情欲に愛着す
苦楽はともに 正道成就の根本にあらず 苦楽の両極を捨て 中道に入り 自己保存 自我我欲の煩悩を捨てるべし
一切の諸現象に対し 正しく見 正しく思い 正しく語り 正しく仕事をなし 正しく生活し 正しく道に精進し 正しく念じ 正しく定にいるべし
かくの如き 正法の生活のなかにこそ 神仏の光明を得 迷いの岸より 悟りの彼岸に 到達するものなり
このときに 神仏の心と己の心が調和され 心に安らぎを生ぜん
心は光明の世界に入り 三昧の境涯に到達せん
この諸説は末法万年の神理なることを悟り 日々の生活の師とすべし

祈願文(きがんぶん)

祈りとは 神仏の心と 己の心の対話である 同時に 感謝の心が祈りでもある 神理に適う祈り心で実戦に移るとき 神仏の光は我が心身に燦然とかがやき 安らぎと調和を与えずにはおかない
前文
私達は神との約束により天上界より 両親を縁としてこの地上界に生まれてきました 慈悲と愛の心を持って調和を目的として 人びととたがいに手を取り合って生きていくことを誓い合いました
しかるに地上界に生まれ出た私達は 天上界での神との約束を忘れ 周囲の環境・教育・思想・習慣そして五官に翻弄され 慈悲と愛の心を見失い 今日まですごして参りました
今こうして正法にふれ あやまち多き過去をふりかえると 自己保存 足ることを知らぬ欲望のおろかさに胸が詰まる思いです
神との約束を思い出し 自分を正す反省を毎日行い 心行を心の糧として己の使命を果たして行きます
願わくば私達の心に神の光をお与え下さい
仏国土・ユートピアの実現にお力をおかし下さい
一、大宇宙大神霊・仏よ
  我が心に光をお与え下さい
  心に安らぎをお与え下さい
  心行を己の糧として
    日々の生活をします
    (己の心に一日の反省をする)
  日々のご指導 心から感謝します
一、天上界の諸如来 諸菩薩(光の天使)
  我が心に光をお与え下さい
  心に安らぎをお与え下さい
  心行を己の糧として
    日々の生活をします
  日々のご指導 心から感謝します
一、天上界の諸天善神
  我が心に光をお与え下さい
  心に安らぎをお与え下さい
  我が心を正し
    一切の魔よりお守りください
  日々のご指導 心から感謝します
一、我が心の中にまします
    守護・指導霊よ
  我が心を正しく お導き下さい
  心に安らぎをお与え下さい
  日々のご指導 心から感謝します
一、万生万物
  我が現象界の修行にご協力
  心から感謝します
一、先祖代々の諸霊
  我に修行の体を
    お与え下さいまして
  心から感謝します
  諸霊の冥福を
  心から供養致します
以上、です。
 
特に、心行は、文語体でもあり、理解することが難しいと思います。
心行を理解する上で、信次先生のご著書「心の原点」等をお読みいただくことをお薦めいたします。
 
もし、この心行を、本当に勉強されたいという方がおられましたら、GLA関西本部にコンタクトを取られることが、よろしいかと思います。
 
「宗教組織に入るのは、避けたい。」という方は、GLA関西本部が、ユーチューブで公開されている「高橋信次先生講演」等の動画をご覧になられることをお薦めいたします。
高橋信次先生は、しばしば、次のようのことをおっしゃっておられました。
「あのガンガーの流れが、今も昔も変わらないように、神理、正法は、釈迦が生まれた2500年前から、何ら変わるところがないのです。」
この「心行」、「祈願文」は、「末法万年の神理」であります。
お釈迦様が説かれた法が、実践されなくなる時代のことを、末法といいます。
高橋信次という偉大な光の天使が、改めて、この「心行」、「祈願文」という形で、正法を説かれました。
幸いにも、現在は、インターネットの動画で、高橋信次先生の説法を見ることができます。また、ご著書を、入手することも出来ます。
この末法の時代は、正法の時代ともいえるのです。